妊娠を望む方にとって、基礎体温とはとても大切な指標ですよね☆体が怠(だる)い日や、天気が悪くて気分が乗らない日、朝から忙しい日など、なんとなく測るのが面倒に感じることもあると思います。
私も基礎体温は未だに、毎日測定しています♪上の子の妊娠の時に測定していなかったため、不安になることもありましたが、2人目の妊娠が確定になった時には、基礎体温を付けていたので、早くから妊娠に気付くことが出来ました☆
今回は、基礎体温でよく聞く高温期と、妊娠初期症状の関係についてお話していきたいと思います!
もくじ
妊娠初期症状は高温期から?

痛みや体の怠さを伴(ともな)う妊娠初期症状は、いつ頃から起こるのか気になりますよね。ご飯が食べられないくらいになったらどうしよう・・・仕事に行けなかったらどうしよう・・・と、私も不安に思っていた時期がありました。
基礎体温について
みなさんは、基礎体温を測っていましたか?基礎体温は、女性の体に起こる生理などの変化を知るために、とても重要なものです☆計測が面倒だなぁ・・・と、私は思ってしまったこともありますが、測っていると体調不良の原因も見えてくるので、欠かさず測るようにしていました。
まずは、基礎体温について少しお話していきます♪
- 人間が生命維持のために、必要最低限のエネルギーしか使用していない時に測定した体温のこと。
- 基礎体温には「低温期」と「高温期」がある。
- 一般的には、生理開始から約2週間が低温期。排卵日を境(さかい)に、高温期が約2週間続くと言われている。
- 高温期が終わり、低温期に入ると生理が始まる。
生理周期によって、この基礎体温も変化します。この基礎体温の変化を知ることで、体や心の不調を予測することもできます!少し面倒に感じるかもしれませんが、自分の体調管理のためにも計測し、記録することは大切なんですね♪
この基礎体温の中で、最も妊娠がしやすいと言われているのが高温期です。高温期は、低温期に比べると約0.3度~0.5度ほど体温が上がります。熱っぽく感じる時は、高温期の可能性も考えられると言うことなんですね!
基礎体温をグラフ化してみると、体温が低温期と高温期の二相に分かれているのが理想的です♪排卵日は、低温期の中でも最も体温が低いと言われており、この日を境に高温期に入ります。ガクッと体温が下がる日が目安だと、分かりやすいですよね☆
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高温期とは?妊娠初期症状との関係はあるの?
最も妊娠しやすいのが高温期とお話ししましたが、妊娠した場合としていない場合の高温期はどういった変化があるのでしょうか?
- 高温期は、排卵日を0日と考え、排卵日翌日を高温期1日目と数えます。
- 個人差はありますが妊娠していない場合、高温期は約2週間続くと言われています。
- 一般的に、高温期が2週間以上続く場合は、妊娠している可能性があります。
- 生理予定日から1週間以上経過しても、高温期が続いている場合は、妊娠検査薬や産婦人科で検査しましょう。

いつもより高温期が長く続いていて生理が来ていない場合は、妊娠の可能性を考えましょう。この頃には「熱っぽく怠い」「生理のような少量の出血があるのに、すぐに止まった」などの症状が見られることもあります。この時期は、ただの体調不良なのか、妊娠しているのか不安になりますよね・・・
こういった症状は、妊娠初期症状の可能性があるため、妊娠検査薬を使って検査をしてみたり、病院を受診するようにしましょう♪また、妊娠初期症状にも個人差があります。妊娠初期症状を感じなくても、生理予定日から1週間経過して高温期がまだ続いていたら、検査をしましょう。
高温期は、妊娠を継続させるために必要不可欠な「黄体ホルモン」が分泌されることによって、体温が上がっています。そのため、この時期にタイミングを取り受精・着床した場合に妊娠成立となり、高温期が続くようになります。女性の体は、こうして毎月命を育む準備をしているんですね☆
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高温期から分かる体の不調などについて

ここまで、基礎体温や高温期に見られる症状などについてお話してきました。しかし、妊娠初期症状や体温は個人差が大きいため、これって私だけ?と不安になることも多いですよね。
基礎体温は、女性の体の不調について知る大切な手がかりになります。高温期に見られることが比較的に多い症状について、ここからお話していきたいと思います☆
高温期に見られる出血
高温期に見られる出血は、とても不安になりますよね。特に妊娠を望んでいる方にとっては「生理が始まってしまった?」と、ガッカリすることもあると思います。高温期が継続しているにもかかわらず、出血が見られた時に考えられることはどんなことでしょうか?
- 着床出血
- ホルモン治療による生理
個人差はありますが、主にこの2つの原因が考えられます。簡単にご説明していきます♪
着床出血
受精卵が子宮内膜に入り、子宮内膜に着床が起こった場合に、少量の出血が見られることがあります。出血と聞くと怖く感じますが、妊娠の可能性が考えられる出血なんですね!
着床出血の場合に見られる出血量は、ごく少量です。色は、ピンクや茶色のおりもののような色をしていることもあります。痛みに関しても、軽い痛みがある場合も全く痛みがない場合もあります。本当に、個人差が大きいんですね・・・
2人目と1人目の妊娠時の違い。#着床出血 は①❌②⭕️ #妊娠初期症状 2人目は寝汗がびっしょりで夜中起きてパジャマを着替えるほどの高体温。寒気もすごい。今も継続中。 1人目は妊娠初期から完全なる便秘だけど、今回はむしろ下痢ぎみでした。段々便秘に移行すると思うけれど。
— わいかるあざらし (@VWZBSC6mobLOfpw) 2019年3月24日
引用ツイッター
1人目と2人目で見られる妊娠初期症状にも違いがあるんですね!2人目の妊娠初期症状で気を付けたいことなどは妊娠初期症状がない?!2人目妊娠はこんなに違うってホント?☆や妊娠初期症状はある?2人目の妊娠が分かった時に知りたいことで、詳しくお話しています♪ぜひ、ご覧ください☆
ホルモン治療による生理
不妊治療で、黄体ホルモンを増やすための薬を服用していると、出血が見られる場合があります。薬の服用をやめると生理は来ますが、高温期が継続した状態を維持することもあります。不妊治療中だと、些細(ささい)なことでもいつも以上に、不安になってしまいがちですよね。
副作用として出血が見られる場合もありますが、処方薬は用量や服用時期などを守らずに服用した際にも出血が見られることもあります。つい忘れてしまうこともありますよね・・・しかし、きちんと用法・用量を守って服用することが重要ですね!
お腹が張ってしんどいよ💦
排卵日が近い…
やっぱりクロミッドを飲むと効きすぎる歩くだけでお腹に響くぐらい痛い😫
でも我慢!我慢!#不妊治療 #クロミッド— あゆみ (@gossatoayumi518) 2019年5月9日
引用ツイッター

妊娠していない場合でも分かる高温期の異常
妊娠していない場合でも、注意したい高温期の異常についてお話していきます。
妊娠を望む方は、基礎体温を整えることが大切なことはご存知だと思います。しかし、なかなか思うように周期が整わず焦ることもありますよね。どんな原因が考えられるられるのか、一緒に見ていきましょう。
高温期がない
無排卵月経の可能性が考えられます。無排卵という言葉は、不安になりますよね・・・
生理の周期までに排卵が伴っていない状態のこと
生理だけでなく、排卵もホルモンバランスや精神的なものでも起こりづらくなってしまうことがあります。無排卵月経の場合、生理も出血が少なかったり、ダラダラと生理が長引いてしまうことが多いと言われています。生理イコール排卵しているというイメージがあったので、驚きでした。
高温期がないからと言って、すぐに病気になると言うわけではありませんが、数カ月も続くようであれば医師に相談しましょう。

生理が終わっても高温期が続いている
子宮内膜症の疑いがあります。着床出血とは違うようであれば、子宮内に炎症などを起こしていることが考えられます。
本来、子宮の内側にしか存在しないはずの子宮内膜組織が、子宮以外の卵巣などで増殖・剥離(はくり)を繰り返す病気
子宮内膜症は、良性の病気のため命にかかわる病気ではありません。しかし、痛みや出血が見られる場合もあります。いつもと違うなと感じたら、早めに医師に相談しましょう。良性と聞くと安心しますが、妊娠に影響がないか不安ですよね。
子宮内膜症だからと言って、自然妊娠ができないわけではありません。ただし万が一、病状が進むと妊娠に良くない影響を及ぼす可能性はあるため、早期発見・早期治療が重要です。何事も早期発見することが大切なんですね!日頃から婦人検診などを、受けた方が良いですね♪
引用インスタグラム

高温期が短い、もしくは基礎体温グラフがガタガタになる
黄体機能不全の可能性が考えられます。黄体とは、妊娠の継続に必要不可欠なホルモンのため心配ですよね。
- 黄体が十分に機能せず、排卵後に子宮内膜を妊娠に適した状態で維持しておくための、黄体ホルモンの分泌が不足していること
- 不妊の原因の一つと言われている
これは高温期が9日に満たない場合や、高温期の途中で一度体温が下がる場合に考えられます。グラフが綺麗な二相に分かれていないと言う人も、少なくはないですよね。もしかしたら、今後の妊娠に影響があるかもしれないと思うと、不安です。
実は、詳しい原因は分かっていません。そのため、妊娠を希望する場合は、産婦人科で相談してホルモン治療をしていくことで改善が見られるようです。とにかく、不安なことがある場合は、プロである医師に相談した方が良いのですね。

まとめ
- 基礎体温とは、必要最低限のエネルギーしか使用していない時に測定した体温のこと
- 最も妊娠しやすい時期は、高温期
- 高温期では妊娠初期症状として、熱っぽいなどの変化を感じることも
- 高温期に見られる出血には、着床出血の場合がある
- 基礎体温を測ることで、体の不調などを知ることができる
一口に基礎体温と言っても、基礎体温から分かることはたくさんあるんですね。寝起きに測定して、記録を付けることが少し億劫(おっくう)に感じることもあるかと思いますが、いち早く体の不調に気づくためにも大切なことです。
もし、基礎体温を測定して不安に感じる事や、自分だけ?と思うことがあれば、不安なままにせずプロである医師に相談をすることも重要です。不安な気持ちを抱えたままでいると、心の不調が体の不調へと繋がることもあります。
新しい命を育むために、一生懸命頑張っている体を労(いたわ)り、楽しいマタニティライフのために小さなことでも、不安は解消していきましょう♪