妊娠初期症状は、全ての妊婦さんに必ず起こることだと思っていませんか?実は、妊娠初期症状がない方もいるんですよ♪現在、妊娠初期症状に悩まされている人なら羨ましい~!と思いますよね☆私も、つわりで辛い時期があったので、症状がない人が羨ましいと思っていました!
でも「つわり」や「吐き気」などの話を聞いていると、かえって妊娠初期症状がないことはおかしなことなの?と思ってしまいませんか?妊娠初期症状そのものは、症状があるもないも、どのくらいの症状の強さになるかさえも個人差が大きいものなんです♪
しかし、個人差が大きいと聞いても不安な気持ちは、なかなか消えませんよね。もしかしたら、病気や流産の可能性があるんじゃないの?と考える方もいらっしゃると思います。今回は、妊娠初期症状がない場合の流産の可能性や、流産についてお話ししていきたいと思います。
もくじ
妊娠初期症状がない・・・これって流産してしまうの?
妊娠したと分かると、なんだかソワソワして嬉しい気持ちと、不安な気持ちでいっぱいになりますよね♪しかし、数日経っても妊娠初期症状がないと不安になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
妊娠初期症状がないと流産してしまう可能性はあるの?
結論からお話ししますと、妊娠初期症状がないから流産するということはありません。お話しした通り、妊娠初期症状は感じ方だけでなく、症状が出るか出ないかさえも個人差があるものです。そのため妊娠初期症状がないからと言って、必ず流産になるということはありません。
また、1人目の妊娠の時には妊娠初期症状があったのに、2人目の時は妊娠初期症状が全くなかった!という人も数多くいます♪
確かに、妊娠初期症状がないと不安に思われると思います。しかし、100人の妊婦さんがいれば、100通りの妊娠初期症状があります。妊娠初期症状がないことを、あまりマイナスにとらえ過ぎず「症状がないから、ゆったり過ごせる」と考えた方が、ストレスも少なくなりますね♪

そもそも妊娠初期症状って?
妊娠初期症状には、どんな症状があるかご存知ですか?
- 吐き気
- 腹痛
- 頭痛
- 胸が張る
妊娠初期症状には、このほかにもたくさんあります。これらは全て、妊娠によってホルモンバランスが変化したことによって起こると言われています。妊娠初期症状に悩んでいる時は、体も心も疲れてしまい余裕がありませんが、新たな命を育むために起こっていることなんですね♪
しかし妊娠初期症状とは何度も言いますが、個人差が大きいだけでなく、こういった症状が出ない方も多くいらっしゃいます!症状がなにも見られないからといって、不安になることはありません。妊娠初期症状に悩まされない分、落ち着いて出産までの準備ができるとも考えられますよ♪

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妊娠初期に共通して感じる不安
実は、妊娠初期症状があってもなくても妊婦さんが共通して、不安に思うことがあります。
流産しないかどうか
妊娠初期症状があってもなくても、妊娠初期に一番心配に思うことはやはり流産しないかどうかですよね。一口に流産と言っても、実はいろいろな症名がついているんです。今回は、一番不安を感じる流産についても、詳しくお話ししようと思います。
流産のお話しというのは、とても悲しい気持ちになると思います。しかし、知識として知っておくことはとても大事なんです。
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そもそも流産とは?
そもそも流産にも定義があることは、ご存知ですか?
妊娠22週より前に、妊娠が終わることを全て『流産』と言います。
なぜ妊娠22週より前なのかと言いますと、22週より前にはお腹の赤ちゃんが、ママのお腹の外では生きていけない週数にあたるからなんだそうです。
流産することもそうですが、ママにとって流産という言葉はとても怖くて悲しいと感じますよね。自分の中に宿った命を思うと、いろいろ考えたり不安に思うことはおかしなことではありません。
流産が起こりやすい時期や原因
実は、医療機関で確認された妊娠の約15%前後は、流産となっているそうです。単純に考えても、6人に1人の割合で流産になっているということですよね・・・医療が進歩していても、こんなにも多くの人が経験する可能性があると思うと、とても怖いですよね。
また、妊娠した女性の約40%が流産の経験があるそうで、その中でも妊娠12週未満の早い時期での流産は8割以上にもなるんだそうです。妊娠が判明した時期が早くても、遅くても悲しい気持ちは同じだと思います。
でも、どうして妊娠12週未満の早い時期の人が、ほとんどなのでしょうか?
妊娠初期に起こる流産で、最も多いのは「赤ちゃん自身の染色体異常」
これは、受精の瞬間に「早産の運命」が決まることがほとんどなんだそうです。赤ちゃん自身の染色体異常による流産は、ママの仕事や運動などが原因で流産することは、ほとんどありません。なので、どうか自分自身を責めないでください。

流産にもいろいろな種類がある
人工流産や化学流産など、流産と言ってもたくさん種類があります。

人工流産
これは「人工妊娠中絶」を行った時に、言われる名称です。母体保護法という法律で定められた、指定の医師によって行われる手術を指します。医師であれば、誰でも人工妊娠中絶の手術ができるわけではないんですね!望んで手術をされる方ばかりではないため、心のケアが大切です。

自然流産
人工流産以外の、自然に起きる流産のことを全て指します。これには、手術の有無は関係ありません。
自然流産が起きた場合、出血や腰痛、腹部の張りなどの症状が見られるそうです。ただし、妊娠初期には妊娠初期症状として同じような症状が見られることもあるので、違いが分かりづらいこともあるかもしれません。
出血があると、妊娠初期症状だったとしても怖いですよね・・・不安な気持ちから慌ててしまうかもしれませんが、落ち着いてまずはかかりつけの病院で相談することが大切ですね☆
自然流産の中にも、3つ種類があります
ここまで、流産の種類についてお話ししてきましたが、自然流産の中にも3つ症名のついたものがあります。
進行流産
出血などと共に、子宮にあった胎嚢(たいのう)などの内容物が外に排出されそうになっている状態のことです。
とても残念ですが、進行流産の場合は流産を止めることはほとんど不可能と言われています。もし、排出されきってしまった場合は、内容物をかかりつけの病院に持参したうえで検査を行い、異常がないか確認するそうです。
持参することもそうですが、排出された胎嚢などを集めること自体がとても辛いですよね。しかし、次回妊娠時のためにも必要なことだそうです。ママにとっても、パパにとっても悲しい時期になると思います。2人で手を取り合って、支え合うことが大切です。

稽留(けいりゅう)流産
胎児が子宮内で、すでに亡くなっている状態のことです。中には、出血や腹部の痛みなどの自覚症状がないこともあるそうです。
稽留流産の場合、治療として胎嚢などの子宮内容物除去手術を行うか、経過観察をして自然に排出を待つかを医師との相談の上で決めるそうです。
自覚症状がない場合、病院での検診などで分かると言いようのない悲しみに襲われますよね・・・どうしてこうなってしまったのか、何がいけなかったのか、と自分を責めてしまいますよね。
切迫流産
流産という言葉がついていますが、まだ妊娠が継続している状態です。しかし、流産の一歩手前の状態でありとても危険な状態となります。
妊娠12週までに切迫流産と診断された場合、有効な薬や治療法が現在はありません。少量の黒っぽい出血だけで、腹痛がない場合は完全に流産になる危険性は低いと言われています。
妊娠が継続した状態と聞くと、少し安心できますね。しかし、とても危険な状態ですので、安静にすることが大切です!

出血や腹痛といった症状が見られた時は
妊娠初期症状には、おりものに少量の出血や軽い腹痛を感じることもあります。とても心配になりますが、実は正常に妊娠を継続していても、こういった症状が出ることがあります。
流産の危険性のある出血と腹痛とは、どういったものなのでしょうか?
出血がある場合
出血が見られると、とても不安になりますよね。しかし、妊娠初期に起こる少量の出血ですぐに病院を受診しても、実は有効な対処法がないのです。そのため、次回の健診の時にお越しくださいと言われることがあるようです。
今すぐ見てほしいのに!と思いますよね。しかし出血があっても、胎嚢や胎芽(たいが)が成長しているかがとても重要なため、例え少量の出血があったとしても、きちんと成長していれば妊娠初期に流産することはないと言われています。
ただし、生理の時よりも出血量がある場合は進行流産や、異所性妊娠の可能性があるため夜間や時間外であってもすぐに病院へ行きましょう。

受精卵が子宮内膜以外の場所に着床することを言います。
「子宮外妊娠」という言葉の方が、馴染みのある言葉かもしれませんね!実は2009年ころに、異所性妊娠という言葉で統一されるようになりました。主に卵管で着床することが多く、その場合激しい腹痛と出血が見られると言われています。
ここまでを聞いて思われるのは「もう一度妊娠することはできるのか」が多いと思います。異所性妊娠後に自然妊娠がしづらくなるというデータは今のところないそうです。そうは言っても、不安ですよね・・・正常な経過をたどって出産することは、本当に奇跡に近いものなんですね。
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腹痛がある場合
お腹に張りや痛みを感じると、動くことさえ辛くて怖い思いをしますよね。痛みが激しい場合や、1時間に何度も痛みがあり継続している場合などは、病院を受診しましょう。
腹痛やお腹の張りは、流産の可能性だけでなく異所性妊娠や子宮の病気の可能性も考えられます。激しい痛みがある場合は、移動や日常動作が困難な時もありますよね。一人ではなく、ご家族などに付き添ってもらい受診する方が良いかもしれませんね。
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まとめ
- 妊娠初期症状がないからと言って、流産になるということはありません
- 妊娠初期症状があるかないか、どんな症状かは個人差が大きい
- 流産とは、妊娠22週より前に妊娠が終わること全てを指す
- 流産には、人工流産と自然流産がある
- 出血や腹痛がひどい場合は、我慢せずに病院を受診しましょう
いかがでしたでしょうか?流産の心配は、妊娠をしてから常に付きまとう悩みの一つですよね。
とても悲しいことですが、お話しした通り妊娠初期に流産になってしまった場合、ママのせいではないことが多いのです。自分を責めてしまう気持ちは、とてもよく分かります。しかし自分を責めるよりも少しでも、前向きになれるように考えることは大切なことではないでしょうか?
お腹に宿った命は、ママやパパが笑顔でいることが喜びだと思います。悲しい気持ちは隠さず、乗り越えられるように手と手を取り合って暮らしていきましょう。