さまざまな体の変化が起こる妊娠初期症状は、個人差が大きく「必ずこの症状が表れる」と決まっているものではないため、不安に感じますよね。そんな中でも、特に普段から感じることがある症状については、それが妊娠初期症状なのか、思い過ごしなのか分からない時はありませんか?
今回は、普段から感じることもある寝汗についてお話していきます♪寝汗と聞くと「暑い」や「不快」、「寝苦しい」などを連想しますよね。妊娠中に感じる寝汗は、本当にただの思い過ごしなのでしょうか?少しでも皆様のマタニティライフに役立つと嬉しいです☆
もくじ
妊娠初期症状で寝汗が出ることはある?

妊娠初期症状と聞くと、真っ先に思いつくのは「つわり」ではないでしょうか?あまり寝汗について聞かないため「ただの気のせいかな?」「私だけなのかな?」と不安になってしまいますよね。しかし妊娠初期症状として、寝汗が出やすくなることはあります!
では、どうして妊娠初期に寝汗が出やすくなるのでしょうか?
妊娠初期症状☆寝汗が出やすくなる理由
妊娠をするとプロゲステロン(黄体ホルモン)という妊娠を継続させる効果のある、ホルモンの分泌量が増えます。このホルモンには、体温を高い状態で保つ効果があります。高温期と呼ばれるのは、このプロゲステロンの分泌量が多い時のことなんですね!
このプロゲステロンの働きにより、普段の体温よりも高い状態になり、汗をかきやすくなります。個人差はありますが一般的には、36.5度~37.5度の範囲で体温が上がると言われています。平熱が低い人だと、この体温になるだけで風邪でも引いたかな?と思ってしまいますよね。
しかし実は、妊娠をしていなくても毎日、寝汗が出ているのはご存知ですか?
- 睡眠時にも、体温調節機能が働いているため。
- 睡眠は、脳の休憩時間。疲労回復が必要だと脳が感じた時に、汗をかくように指示を出している。
- 睡眠時に、汗が出ることで体温が下がり、脳が覚醒(かくせい)状態から入眠へと移行させるための条件とも考えられている。
このように、妊娠をしていなくても睡眠中は汗をかきます。「就寝中は、コップ一杯分の汗をかく」と聞くこともありますよね。良い睡眠に、汗をかくことは欠かせないことと言うのは驚きですよね。
妊娠初期症状の寝汗の原因は、他にもある?
実は、先ほどご紹介した寝汗をかく理由以外にも考えられる、寝汗の原因があります。何かと心配なことが多い妊娠中ですが、出来れば質の良い睡眠を確保したいですよね!これからご紹介する中に、気になる寝汗の原因が隠れているかもしれません。
- ストレス
- 乳腺(にゅうせん)の発達
- 服装によるもの

ストレス
妊娠が分かると嬉しい気持ちと、これからの生活や体に起こる変化への不安を感じますよね。私も妊娠が分かった時は、妊娠初期でもいつもより慎重に行動しようと注意していたので、大したことをしていなくてもストレスを感じてしまうことがありました。
こうした不安な気持ちなどが重なるとストレスとなり、睡眠の質が低下することがあります。これはストレスを感じることで、自律神経が乱れるためです。その結果、体温調節ができなくなり、ひどい寝汗の原因になっていると考えられます。
ストレスの解消法は、人それぞれですよね!妊娠を機に諦めていたことや、これまで実行するか迷っていたことをしてみるのも良いかもしれませんね♪その他にも、アロマの香りやヒーリングミュージックなども自律神経を整える効果がありますよ☆
引用インスタグラム

乳腺の発達
意外に思われるかもしれませんが、妊娠初期の頃からママの体は母乳を出すために準備を始めます。妊娠初期からすでに、出産後の準備をしているだなんて、本当にママの体はすごいですよね♪
母乳を出すために、乳腺が発達し血行が良くなるため、寝ている間にも胸やわき腹に汗をかきやすくなることが、寝汗の原因となります。妊娠初期に胸が張ったり、乳首が敏感になり痛みを感じるのも、乳腺の発達が原因です。胸の張りは、違和感だけでなくズキズキと痛むこともあって、辛いですよね。
5w4d
胸の張りは殆どない
乳首の痛み少々安静にしていた為
体重2kg増加(;´༎ຶ༎ຶ`)トキソプラズマ(-)
抗体も無いため猫3匹とは
家庭内別居中…寂しい#妊娠初期症状 #胸の張り #にん妊娠初期— みみとかみ (@KbTDcS0bsGj5MzJ) 2019年4月8日
引用ツイッター

服装によるもの
妊娠が分かると、とにかく体を冷やさないようにと厚着しようと思いますよね。冬だけでなく、夏場も冷房などで体が冷えやすいと聞くため、私も厚手の靴下を履(は)いたりしていました!
しかし、冷えないようにしようと厚着しているために、かえって体に熱がこもってしまい寝汗の原因になります。お腹の赤ちゃんのことを思えばこそですが、着こみ過ぎには注意しなければいけませんね・・・
引用インスタグラム

妊娠初期症状で感じる寝汗の対処法☆

ここまで、妊娠初期症状として感じる寝汗の原因についてお話してきました♪寝汗は、不快感が強く寝付きも悪くなってしまいますよね。次に、こういった不快な寝汗を解消する対処法についてお話していきます☆
- こまめに汗を拭く
- 就寝時の服装を選ぶ
- 寝具を見直す
- 入浴後すぐに就寝しない

こまめに汗を拭く
寝汗をかいたまま放置していると、風邪を引いたり、体温が下がり体が冷えてしまい「むくみ」や「お腹の張り」の原因になります。妊娠初期の頃は、冷えが原因の体調不良が多くて困りますよね・・・
寝汗をかいたらそのままにせず、タオルでこまめに体を拭くようにしましょう。寝る前に、タオルを枕元に置いておくと安心ですね☆タオルも、肌触りがいいものや、お気に入りの柔軟剤を用意するとストレスを感じにくいかもしれませんよ♪
むくみやお腹の張りに関しては妊娠初期症状!顔のむくみの経験談と原因と対策を探しました!や妊娠初期症状☆下腹部の張りはなぜ起こるの??対処法はある??で詳しくお話しています♪ぜひ、合わせてご覧ください☆

就寝時の服装を選ぶ
妊娠初期症状の寝汗にお悩みの方は、汗が吸収しやすく、速乾性のある綿やコットン素材を選ぶことがオススメです☆冬の場合は、タオル生地やガーゼ素材だと、汗を吸収し寒さも感じづらいので良いですね!
冬場は、暖かいのでフリース素材のものを選びがちですよね。しかし、フリース素材のものは、体に熱がこもった状態になりやすいため、就寝時には不向きです。フリース素材のものは、軽いものも最近は多くて冬場は重宝(ちょうほう)しますよね。ただし妊娠中にフリース素材のものは、できるだけ避けた方がよさそうですね。

引用インスタグラム

寝具を見直す
厚着をしてしまっているケースと同じく、冷えないようにと毛布などを何枚か重ねて寝ている方もいるかと思います。しかし、毛布などを重ねてしまうと、熱がこもりやすくなることが原因で寝汗が出ます。妊娠中の冷え対策は、人によって冷え方も違うので、難しいですよね。
寝汗がひどい場合は、思い切って寝具も見直してみましょう♪夏場であれば、クール素材のベッドシーツなどもありますよ☆また、これからお腹もどんどん大きくなっていくので、低反発マットレスを検討してみるのも良いかもしれませんね!
入浴後すぐに就寝しない
妊娠中は、体温が高く新陳代謝(しんちんたいしゃ)も良いため、入浴後は特に汗をかきやすくなります。お風呂で流す汗は、デトックス効果があるともいわれますが、妊娠中は気を付けた方が良いかもしれませんね。
お風呂に入った後は、体が温まっているだけでなく、熱が体内にこもっている状態のため、そのまますぐに寝てしまうと寝汗の原因にもなります。お風呂から出たあとは、少し時間を置いて、体の熱を冷ましてから布団に入るようにしましょう♪

まとめ
- 妊娠初期症状として、寝汗が出やすくなる可能性はある
- 妊娠初期の寝汗の原因は、ホルモンバランスの変化によるもの
- ホルモンバランス以外にも、ストレスや乳腺の発達、服装によって寝汗が出やすいことも
- 妊娠初期の寝汗は、パジャマや寝具を見直し、就寝直前の入浴は避けましょう
妊娠初期には、気を付けるべきことがたくさんありますが、その分不安に思うこともたくさん出てきますよね。「私っておかしいのかな?」「この症状は、妊娠によるものなの?それとも病気?」など、誰にどう相談して良いか分からないものもあるかと思います。
しかし、自分だけで解決できないことも多く、ご主人やご家族、かかりつけの医師に相談することは、ママの体のためだけでなくママ自身の心のためにも、とても大切なことです♪
思っているよりも、マタニティライフはあっという間に過ぎてしまいます。この記事で、少しでもママたちの悩みが解決されれば幸いです♪そして、楽しく幸せなマタニティライフになりますように☆