みなさん妊娠初期症状ときくと、どんなものを思い浮かべますか?吐き気がしたり、身体がだるかったりボーっとしたり・・・など、色々な症状を思い浮かべると思います。
そんな妊娠初期症状。ものによっては風邪と似ている気がしませんか?事実、妊娠初期症状を風邪と勘違いして風邪薬を服用しちゃった、なんて話もチラホラ聞くんです!
できれば、薬を服用した!なんてことは避けたいですよね。風邪と妊娠初期症状は、一体何が違うのでしょう?みわける方法はないでしょうか?今回はそちらについてご紹介していきますね☆
もくじ
妊娠初期症状と風邪の症状・・・違いってなに?


妊娠の兆候で風邪の症状がでますか?妊娠するとホルモンバランスが崩れて鼻水がでたりすることがあるようですが・・・
妊娠希望です。あと3日で生理予定日です。ここ2.3日、胸の張りやガスが溜まったりと妊娠の兆候なのか、生理前なのかみたいな状態です。乳輪も心なしか大きくなったような…?
昨日の朝に軽い鼻水、喉の痛みがあり今朝は喉の痛みはなくなったものの鼻水は悪化。朝の基礎体温は36.88と高め。10時頃には37度を超え、12時には38度でした。食欲はあったので温かいもの、水分をよくとりまた横になっていますが。
先ほど、37.2まで下がっていました。午前中は節々も痛く頭痛もありましたが、今はだいぶラクになりました。早く落ち着くのはラクですが、いつも風邪を引くと長引くので、なんだか不思議な気分です。
このような経過で妊娠発覚したかたみえますか?
引用Yahoo!知恵袋(外部サイトに飛びます)
比較的短期間のうちに熱が上がったり下がったりしたようですね!たしかにここまで短時間で治ると、これは風邪かな?って疑問に思いそうですよね。
着床発熱かもしれませんね♪
私も同じような状態が生理一週間前位からありましたよ。寒気・咳・鼻水・胸のはり・股関節の痛み・眠気・だるさ・発熱(38℃位)があり、ずっと鼻声だったので風邪引いたと思ってました。
発熱も質問者さんと同じで朝はそんなに高くないんですが夜に上がって朝下がるの繰り返しでした。インフルエンザかなぁ〜っと思ってました。
妊娠希望だったので薬は飲まずにいましたよ。生理予定日を過ぎても高温期が続いたので、検査薬を試した所うすく陽性反応がでましたその後、調べたら着床発熱というすく妊娠初期症状でしたよ。そうだと良いですね♪♪
引用Yahoo!知恵袋(外部サイトに飛びます)
こちらの回答者さんは、薬は飲まずに過ごしたみたいですね。妊娠希望の方はなおさら、念には念を入れたほうがいいかもしれませんね!
ではここで、妊娠初期症状と風邪の共通の症状からご紹介していきます☆
- 体温が上がって、だるくなる
- 鼻がつまる

体温が上がって、だるくなる
基礎体温を計っている方ならわかると思いますが、女性の体は生理周期に合わせて高温期と低温期を繰り返していますよね☆排卵日が近づくと、妊娠しやすくするために基礎体温が上がって高温期になり、妊娠せずに生理がくると基礎体温が下がって低温期に入ります。
しかし、妊娠すると高温期が維持されます!高温期が続くと体がほてり、熱っぽさやだるさを感じますし、普段より熱も高くなります。風邪と間違えてしまいそうですね。
鼻がつまる
妊娠すると鼻がつまる症状がでる人もいます。これは妊娠性鼻炎といって、ホルモンバランスの乱れから粘膜が過敏になって起こるものですが、あまりに症状がひどい人は蓄膿症の手術をする場合もあるんです。かなりハードですよね。
鼻づまりの典型的な風邪の症状ですから、風邪と勘違いしてしまいそうですよね・・・。
引用 インスタグラム

妊娠初期特有の症状

風邪と思っていたら実は妊娠していた・・・なんてことを避けるためには、妊娠初期特有の症状を知っておくことが大切です☆なぜかというと、どんな病気にも確実にその病気だといえる特徴的な症状があるからなんです。
ちなみに以前、風邪なのか花粉症なのかがわからず病院にいったときお医者さんに「風邪か花粉症かを見分けるコツは目が痒いかどうか。風邪で目は痒くならない。」と言われ、目から鱗(うろこ)がおちました。
花粉症と風邪を見分けるポイントは、目が痒くなるかですが、妊娠初期の場合はどんなポイントがあるでしょうか?以下をご覧ください♪
- 出血がある
- おっぱいが張っている
- つわりの症状
- 頻尿
- 便秘もしくは下痢
- 情緒不安定


出血がある
妊娠初期に、生理ではないのに微量の出血をする人がいます。これは着床出血といって、受精卵が子宮内膜に着床したときに生じる出血のことです。
生理と間違えてしまいそう・・・と思った方もいるかもしれませんが、安心してください☆着床出血は生理とは明確な違いがあります。具体的には血液の色や期間です。
着床出血のときの血液の色は、生理のときのような鮮血ではなく、淡いピンク色や暗い茶色(いわゆる茶オリ)なので、女性なら毎月の生理との違いで「ピンッ」とくると思いますよ。着床出血は生理開始予定日の数日前に始まり、大抵3日程度で終わります☆
おっぱいが張っている
妊娠するとおっぱいが張る人がいます。これはなぜかというと、出産後に母乳を出すために、妊娠初期から乳腺組織(にゅうせんそしき)や乳管(にゅうかん)が発達してくるからなんだとか!女性の身体って本当にすごいですよね☆
しかし、体がホルモンの変化になれてくるにしたがい、これらの症状は数週間で弱まる傾向にあります。これも風邪のときとは違う症状ですよね。
つわりの症状
みなさんがまっさきに想像する妊娠初期症状は、つわりではないでしょうか?ちなみに、つわりは早い人で妊娠5〜6週ごろからはじまり、通常だと12〜16週ごろまでに終わると言われています。
大体2ヶ月間はつわりの症状が続くと思ったほうがいいかもしれません。もちろん個人差はありますよ。なかには産む直前までつわりで吐き続けていたという人もいますし、つわりの症状がなかったという人もいます。
また、ひとくちにつわりといっても、吐きづわりだけでなく、匂いづわり食べづわりなど、症状の現れ方にも個人差があるんですよ。
そんなつわりの症状については妊娠初期症状のつわりはどんな種類があるの??どんな症状なの??や、妊娠初期症状で太る??体重が増える原因の食べづわりとは何??で詳しく紹介されているので、合わせて読んでみてくださいね♪
引用 インスタグラム
美味しそうなサラダとサンドイッチですね♪つわりのときは食べれるものを、無理なくとりいれることが大切です。
頻尿
妊娠するとおトイレがちかくなります。頻尿や残尿感から、妊娠に気づいたという人もいるんですよ☆
頻尿になる主な理由は、膀胱が子宮に圧迫されることです。妊娠すると子宮は少しずつ大きくなっていくので、膀胱を圧迫してしまうんです。そうすると、今まで通り尿を溜められなくなってしまうんです!
また、妊娠を継続するために必要な女性ホルモンであるプロゲステロン(黄体ホルモン)も、頻尿を引き起こす原因のひとつといわれています。
プロゲステロンの作用によって膀胱の出口の尿道括約筋(にょうどうかつやくきん)が緩むため、くしゃみをしたり走ったりしてお腹に力が入ったときに、尿道括約筋がこらえきれずに、おトイレにいきたくなったり、場合によっては尿がもれてしまうことも。
尿もれや頻尿は、女性だとなかなか相談しにくい悩みですよね。けれど、実は妊娠中尿もれや頻尿で悩む方は珍しくないのですよ。
ちなみに妊娠初期症状としての頻尿は、夜間頻尿が多いです。もちろん個人差がありますが、人によっては夜中に3〜4回トイレに行くようになることもあるんだとか。夜中におトイレに起きるのは辛いですよね。
妊娠初期の頻尿は一般的に妊娠4ヶ月頃まで続き、妊娠中期には治まる傾向にあります。ちなみにプロゲステロンは排卵日あたりから増えるので、月経前症候群(PMS)の症状のひとつとして頻尿になる女性もいます。
便秘もしくは下痢
妊娠中はホルモンの関係で便秘になりやすくなります。なぜかというと、これもまた、プロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌が関係しているんです!
プロゲステロンは赤ちゃんが流産するのを防ぐ働きをしているんですが、この影響により胃や腸の働きまで弱まります。食べたものが長く停滞し水分を奪われることにより、便秘になります。
これまで便秘になったことがないのに急にお通じが悪くなった・・・という場合は、妊娠を疑ってもいいかもしれませんね。
引用 インスタグラム
この方は上のような理由にくわえて、つわりで食事内容がかわってしまったことも影響し、辛い便秘に悩まされているみたいですね!ポッコリお腹辛いですね。
また、着床して妊娠が確定すると「hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)」という、難解な名前のホルモンが分泌されるようになります。要するに、いままでとはホルモンバランスが変化してしまうんですね
ホルモンバランスの急激な変化は自律神経にも影響を与えるので、自律神経が関係する排泄機能にも影響があり、便秘だけでなく下痢になってしまう人もいます。
ちなみに、妊娠初期に下痢をすると流産するといった都市伝説を聞いたことがある人もいるかもしれませんが、これは全くのウソです。
妊娠初期の子宮の大きさであれば、たとえひどい下痢で腸がグルグル動いたとしても、それが子宮収縮につながることはありません。だから、下痢によって流産することを心配している方は、安心して大丈夫です。
ただ、あまりに長引く下痢は別の意味で要注意です。というのも、それによって引き起こす脱水症状と栄養不足が、妊婦さんの健康状態に影響を及ぼしてしまうからです。
それにお腹の調子が悪いと、電車に乗ってる最中にお腹痛くなったらどうしよう?という心配もでてきますし、日常生活にも支障をきたしてしまいますよね!
情緒不安定
妊娠初期は、ホルモンバランスの乱れにより情緒不安定になりがちです。気分にムラがあり、イライラしたり、わけもなく涙がでたりするんです・・・。生理前に情緒不安定になる方も多いのではないでしょうか?これもホルモンバランスの乱れが原因です。
それでなくても妊娠中は、つわりだったり頻尿だったりと、マイナートラブルに悩みがち。だからよけいにナーバスになってしまいますよね。


つわりの症状や下痢の症状は、胃腸風邪の症状とも間違えてしまいそうですよね。これだけでは判断するのは難しいかもしれませんね。
風邪特有の症状は?

では次は視点を変えて、風邪特有の症状はなにがあるのか見ていきましょう☆
喉の痛みや咳
喉の痛みや咳は、一般的にはウイルス感染によって起こることが多く、風邪特有の症状であるといえます。たしかに風邪をひいたりインフルエンザになったりすると、大抵の人は喉の痛みを感じたりしますよね。
ただし、「妊娠初期に、喉の奥に違和感があった!」という人もいます。もともと喉が弱い人は、妊娠して喉の粘膜が過敏になることで、喉の奥がゴロゴロしているように感じることもあるようです。
妊娠性鼻炎のときと同じ理屈ですよね。ただ、風邪やインフルエンザのときのような、「粘膜が炎症している感じ」とはまた違います。
熱がでているかどうか
妊娠すると高温期が続くので、体がほてり熱っぽさやだるさを感じることは、上でご紹介した通りです。微熱が続いて風邪を引いたような感覚になるかもしれません!ただあくまで高温期が原因のときは微熱です。
また、着床発熱のときは38度以上の熱がでる人もいますが、大抵は熱だけが一時的に高くなります。37.5以上の熱がでた場合や、熱以外の風邪の症状(喉の痛みなど)がある場合は風邪などの感染症を疑ってくださいね。
妊娠中、感染症にならないためには

ここまでで、風邪と妊娠初期症状との違いをご紹介してきましたが、「妊娠初期、風邪にかぎらず感染症になったらどうすればいいの?」「妊娠初期にインフルエンザとか、絶対なりたくない・・・!」と思った方も多いのではないでしょうか?
そんな方のために、気をつけたい感染症やそれを予防する方法、感染症になってしまったらどうするのか?などについてご紹介していきますね☆
まずは基本の予防方法ですが、妊娠中は、どうしても体力や免疫力が弱くなっています。手洗い・うがいの基本的な予防方法は徹底し、マスクの着用・人ごみへの外出など控えるようにしてくださいね♪
次に予防接種についてですが、まずインフルエンザは妊娠中でも接種が可能です。妊娠中にインフルエンザになると、通常処方される薬はだしてもらえないことがほとんどです。
私の知人は妊娠中にインフルエンザになり、そのときは妊娠中でも大丈夫な漢方を処方され、1週間ひたすら寝て耐えたといっていました。

そして、忘れてはいけないのが風疹と麻疹です。妊娠中母体が風疹に感染するとそれが胎児に影響し、先天性風疹症候群になる可能性があります。先天性風疹症候群の子は難聴だったり、心疾患を患っているリスクがあります。
引用 インスタグラム
少し前、風疹の流行がニュースになってしましたよね。子供のころ、風疹の予防接種を1回しか打っていない人は特に要注意ですよ。


妊娠前の予防接種はとても重要です!これから妊活されるという方は、ぜひとも風疹・麻疹の抗体検査を行い、抗体がなければワクチンを打ちましょう。もちろんパートナーの方も同様ですよ♪


まとめ
- 妊娠初期症状のなかには、風邪と間違えやすいものがあります。
- 妊娠初期症状特有の症状を確認してください!
- 風邪特有の症状は、喉の炎症と高い熱が続くことです。
- 妊娠中は風邪などの感染症の予防を、徹底しましょう♪
- 風疹麻疹の予防接種も忘れずに行いましょう☆
今回は風邪と間違えやすい妊娠初期症状や、それぞれの特有の症状についてご紹介しました♪妊娠かどうか判明するまでは、風邪なのか妊娠初期症状なのか落ち着かないですよね。
ただ、風邪なのか妊娠初期かわからないときでも、なにはともあれ体調がつらいときはお医者さんに相談してみてくださいね。そして晴れて妊娠した際には、風邪に限らず感染症には気をつけて、自分の体調を最優先で過ごしてくださいね☆