みなさん「お灸」と聞くと、「熱そう!」、「痛そう!」、「どういう効果があるの?」と思う方も多いでしょう。それはもう昔の話で、今ではもう痛みはほとんどなく、温かいといった感じなので熱くありません。
お灸は冷え性や生理不順を改善してくれるだけでなく、不妊治療のひとつであると医学的に証明されています。最近では妊娠を望む方のためのお灸講座もあるのですよ☆
ですが、なんと今ではお灸は自宅で自分で気軽にできるのです!時間がなくてなかなかお灸をしてもらいに行くことが難しい方にもおすすめのセルフお灸についてさっそくご紹介していきますね☆
もくじ
不妊にはお灸が良いって本当?自宅で自分で簡単にできる!セルフお灸!

お灸は中国で生まれ、なんとおよそ2000年以上もの長い歴史のある療法(りょうほう)なのです!「せんねん灸」という商品名がおなじみですよね☆
お灸は体のツボの上に「もぐさ」を置いて、熱を使ってツボを刺激することで、人間の自然治癒力(しぜんちゆりょく)を高めます♪
長い歴史の中で改良を重ねられてきたお灸は今では針を使うお灸もたいして痛くなく、熱くありません。現在では針を使わないお灸もあり、痛みは全くありません☆
「お灸は不妊治療のひとつ」とお伝えしましたが、なぜ効果があるのかご説明していきます☆
不妊治療としてのお灸の効果


- 冷え性の改善
- 生理不順の改善
- 生理痛の改善
- ホルモンバランスを整(ととの)える
- 自律神経失調症の改善
赤ちゃんを授かるためにはこれらのことがとても大切なのです☆女性は冷え性になりやすく悩んでいる方も多いでしょう。「冷え」は不妊の原因となったり、生理不順や生理痛を起こす可能性もあります。
実は生理不順も生理痛も「体の不調」なのです。「ママの体が健康であること」が、赤ちゃんを授かるためにとても大切な条件となります☆


女性ホルモンは赤ちゃんを授かるために重要な役割を果たしてくれます☆ですがホルモンバランスが崩れると不妊の原因となってしまうのです。
女性ホルモンはとても繊細(せんさい)なので、多少のストレスでもバランスを崩しやすいです。ホルモンバランスが崩れると生理不順を起こしたり、頭痛や肌荒れを引き起こすこともあります。


またお灸はホルモンバランスや自律神経を整える効果もあるので健康な体を作ることができるのです☆ストレスを溜めやすい方やストレスで体調を崩しやすい方におすすめです♪
セルフお灸の種類
自宅で自分でできるセルフお灸には2種類あります。
- 火を使うお灸
- 火を使わないお灸

火を使うお灸
文字の通り「火をつけて使うお灸」です☆「もぐさ」にライターなどで火をつけ、そのままツボの上に置きます。自宅でのんびりとお灸を楽しめますよ♪
火を使うお灸には「煙の出るタイプ」と「煙の出ないタイプ」があり、煙の出るお灸の中には香りを選べるものもあるので「もぐさ」独特の香りが苦手な方におすすめです☆
煙の出ないお灸は、以前は温熱が持続しないものが多かったのですが、最近では長時間温熱が持続するのでお灸効果に変わりもありません♪煙の苦手な方や香りのないお灸が好みの方におすすめです☆
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火を使わないお灸
火を必要としないお灸です☆火を使うお灸よりも温熱の持続性が高いので、熱がなかなか伝わりにくい場所にあるツボをじっくり温めたい時におすすめですよ!
火を使わないお灸はシールのようになっているので、ツボの上に貼ってそのまま服を着ることができるのです!貼ったまま家事をすることもできますし、もちろん貼ったままお出かけをすることも可能です♪
常にカバンに入れておくと、ストレスの溜まりやすい仕事中にも使うことができるのでおすすめですよ☆
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火を使わないお灸の温熱の持続性は高いですが、火を使うお灸と火を使わないお灸の効果は同じです。生活スタイルやシチュエーションに合わせて使い分けをすることをおすすめします♪

不妊に効果のあるお灸のツボ☆

不妊治療として効果のあるお灸ですが、ツボによって効果のある症状は変わります☆さっそく詳しくご紹介していきます♪
不妊に効果のあるお灸のツボ
不妊に効果のあるツボはたくさんあります☆
- 肩井(けんせい)
- 腰陽関(こしようかん)
- 関元(かんげん)
- 期門(きもん)
- 中かん(ちゅうかん)
- 合谷(ごうこく)
- 神門(しんもん)
- 足三里(あしさんり)
- 三陰交(さんいんこう)
- 湧泉(ゆうせん)
- 太衝(たいしょう)
- 血海(けっかい)
どのツボも自分でお灸を置くことができます☆
肩井
両乳頭から真上の肩の一番高いところを押して、痛みを感じるところが肩井です。
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腰陽関
両手の親指を腰骨(こしぼね)に当て、そのまま背骨に向かってスライドさせてください。両手の親指と背骨がぶつかり、へこんでいる部分が腰陽関です。
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関元
指を4本そろえて、人差し指をおへその上に置き、小指があたっている部分が関元です。
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期門
両乳頭から真下にいき、肋骨(ろっこつ)がなくなった部分が期門です。
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中かん
おへそに小指を当てて、親指が当たっている部分の周辺を優しくなでるとへこんでいる部分があります。そこが中かんです。
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合谷
親指と人差し指の骨が交わったところから、少し人差し指寄りのへこみが合谷です。
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神門
指で手首の曲がりじわを小指の方へなぞり、骨の出っぱりの手前で指が止まる部分が神門です。
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足三里
膝(ひざ)のお皿のすぐ下の外側のくぼみに人差し指を置き、指幅4本をそろえて小指が当たっている部分が足三里です。
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三陰交
内くるぶしの一番高いところに小指を置いて、指幅4本をそろえ人差し指が当たっている部分が三陰交です。
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湧泉
足裏を指でぐーっと押し、一番へこんでいる部分が湧泉です。
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太衝
足の親指と人差し指の骨が交わる部分が太衝です。
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血海
膝のお皿の内側の角(かど)から指3本分上の部分が血海です。
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これらのツボをすべて毎日お灸する必要はありません。2日に1回、または3日に1回のペースで3ヶ所のツボをお灸し、継続していくことが大切です☆その日の体調に合わせてお灸するツボを変えるのもいいでしょう。

まとめ
- お灸は不妊治療として効果があると医学的に証明されている
- お灸で冷え性、生理不順、生理痛を改善することは不妊治療として効果的である
- お灸でホルモンバランスや自律神経を整えることは不妊治療として効果的である
- セルフお灸には「火を使うお灸」と「火を使わないお灸」の2種類ある
- 冷え性に効くツボは、肩井、湧泉、血海
- 生理不順と生理痛に効くツボは、肩井、腰陽関、関元、三陰交、湧泉、血海
- ホルモンバランスと自律神経を整えるツボは、関元、合谷、神門、太衝
お灸は気軽に始めることができ、自宅で自分で簡単にできます☆妊娠を望んでいる方にとって体が健康的であることはとても大切です。
お灸で女性特有の体の不調を改善することで、健康的な体を作ることができるのです!ぜひ試しみてくださいね♪