妊娠(にんしん)を望んでいる場合、一番最初に行うのがタイミングを合わせるタイミング療法(りょうほう)ですよね。しかし中にはタイミングを合わせていても、思ったような成果が出ないと悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
女性の年齢が高くなれば妊娠できる確率も落ちてしまい、リスクが高くなってしまうことを知っていれば焦(あせ)る気持ちもわかります。では実際、一般的にタイミングがばっちり合った時の妊娠する確率はどのくらいなのか気になりますよね。
忙しい夫婦が効率よく妊娠できるように、適切なタイミングの取り方をご紹介しますので一緒にみていきましょう!
もくじ
妊娠する確率が高いタイミングはいつ?
妊娠する確率が高いのは、排卵日(はいらんび)の3日前から排卵日の1日後までです。卵子(らんし)の寿命がおよそ24時間ですので、個人差はありますがタイミングがばっちり合う期間は、排卵される可能性が高い5日~7日の間となりますね。
精子の寿命は約36~48時間と言われていますので、5日~7日の間に最低2回はタイミングを合わせた性交渉が必要となってきます。タイミングが合っての妊娠確率は、20代前半で約30%、30代前半で20%、35歳前後で10%程度です。
仮に30歳の場合、妊活期間3か月で妊娠する確率は約50%なんですよ。


妊娠の確率を上げるための排卵日を予測する3つの方法
妊娠するには排卵日に合わせて卵管内(らんかんない)に精子がいることが必要となります。その排卵日を正確にわかれば苦労しないのですが、その日の体調など個人差もあり正確に排卵日を予測するのは難しいんですね。そこで排卵日を予測するための3つ方法をお伝えします。
基礎(きそ)体温を残しておく
排卵日検査薬を使う
病院でみてもらう
それぞれみてみましょう。
基礎体温を残しておく
基礎体温は自分自身のおおまかな体温の変化を確認できます。体温をはかる時間がバラバラだと正確に体温を把握(はあく)することが難しいので、できれば朝一の目覚めた瞬間(しゅんかん)など決まった時間に体温をはかるようにしましょう。
毎日同じ時間にはかることによって体温の変化を正確に把握することができます。基礎体温は細かい数値を気にしても意味がありません。ひと月の中で高温期と低温期のうねりをみていき、排卵が終わると体温が上がります。
データを残しておくことで自分の予測と実際の排卵日が合っているか確認しやすくなるんですね。

排卵日検査薬を使う
正確な排卵日はわかりづらいものですが、排卵日検査薬を使うと排卵日の1日前がわかるようになります。これは女性が排卵する36~48時間前に、約1日だけ卵巣を指示する黄体形成(おうたいけいせい)ホルモンが大量に分泌されるのを尿で確認することができるんですよ。
毎日同じ時間(最低でも3日間)に検査ができるのであればおすすめです。

病院でみてもらう
自分たちでタイミングをはかってもなかなか妊娠できないのであれば、一度病院でみてもらうことをおすすめします。排卵日を確認する方法としては一番確実で、超音波エコーを使って検査し卵胞(らんほう)の成長を確認しながら排卵日を予測できるからです。

タイミング療法でも妊娠出来ない場合は、不妊の原因を調べるための検査の内容とは?女性の不妊検査!!では、不妊の原因を調べる検査について詳しく書かれていますのでぜひ参考にしてみてください。
タイミングをばっちり合わせるためには?
妊娠の確率を高めるには、性交渉の回数が重要なんですね。1週間に2~3回程度の性交渉があれば、女性の体内には常に精子がいる状態になりますので、いつ排卵されても妊娠する確率は高くなります。
しかし性交渉そのものの回数が少なければ、必然的に妊娠できる確率が下がってしまうのも事実です。では妊娠の確率を上げるためのポイントをお伝えしますね。
排卵日をしっかり把握しておく
前述した内容と月経(げっけい)周期や、排卵日を予測してくれるアプリなども活用するといいかもしれませんね。排卵日を正確に予測してタイミングを合わせることで妊娠する可能性は高くなります。
普段からスキンシップを心がける
タイミングを合わせた性交渉が義務的になってしまい、気分が乗らないなど焦りからお互いの気持ちがすれ違ってしまうことがあります。
あまり意識しすぎてしまうのも失敗の原因になりますので、排卵日以外にも性交渉を持ち自然とタイミングを合わせられるようにしておくことも大切ですよ。
体調管理をしっかりする
体調不良の時にタイミングを合わせてもうまくいかない可能性がありますので、普段から十分な睡眠や栄養のある食事、適度な運動を取り入れ体調管理にも気を配るようにしてくださいね。


まとめ
- 妊娠する確率が高くなるのは、排卵日の3日前から排卵1日後にタイミングを合わせる。
- 排卵日を予測するには、基礎体温を残しておく。排卵日検査薬を使う。病院でみてもらうの3つの方法を活用する。
- タイミングを合わせるには、日ごろから体調管理とスキンシップを心がける。
妊娠の確率を高めるためにタイミングをばっちり合わせたい気持ちはわかりますが、そこだけにとらわれてしまうとうまくいかないことがあります。
ポイントは普段から夫婦のスキンシップを持ち、あまりプレッシャーをかけずに楽しく仲良く過ごしていくことを心がけてくださいね。これから素敵な赤ちゃんと出会えることを心より祈っています!