自然妊娠(にんしん)を望み、妊活(にんかつ)を始めて半年が過ぎても妊娠をしないと、悩んだり焦(あせ)りも出てきますよね。「このまま妊娠できなかったらどうしよう?年齢が高くなれば出産のリスクも高くなってしまう。」きっと、こんなお悩みを抱えられていることでしょう。
毎回期待と不安と落胆を繰り返してきたことで、精神的にも疲れてしまっているのではないかと思います。そこで「どうすれば妊娠できるのか?効果的な方法はないか?」このようなお悩みのあなたに解決するべく具体的な方法を紹介します。この記事が少しでもお役に立てばうれしいです!
もくじ
妊娠する確率は半年でどのくらいあるの?
妊活を始めて半年も結果が出ないと、本当に焦りますよね。では実際、半年でどのくらいの方々が妊娠しているのでしょうか?
年代問わず妊娠を希望するカップルの約75%が半年以内に妊娠しています。ちなみに85%~90%は1年以内に妊娠しているという結果が出ているんですね。数字を見る限りでは、半年で妊娠する確率はかなり高い結果だったのではないでしょうか?


妊娠する確率を上げるための身体づくり
お仕事をしている方もいれば、主婦業が大変な方もいらっしゃいますよね。難しいことや時間のかかることは実践するのが難しいと思いますので、まずは自分自身でできる2つの方法をお伝えします。誰でも簡単にできることなのでしっかり実践してみてください。
食事管理を意識する
元気な赤ちゃんを産むためにもお母さんの健康な身体が必要になってきます。その中でも食事管理は身体づくりの基本になりますよね。特にBMIの数値が22程度で適正といわれる体重を知り、肥満(ひまん)や痩(や)せすぎといった体重の増減に気をつけていきましょう。
適正体重の算出方法は厚生労働省の公式ホームページを参照してください。適正体重がわかったら、食事管理は以下の方法でおこないましょう。
朝食をしっかり食べる
好き嫌いを無くしバランスを考える
それぞれ見ていきましょう。
食事時間を決める
特に夜遅くに食べることは注意しましょう。夜遅くの食事は胃腸に負担をかけ、肥満の原因にもなってしまいます。胃もたれなど朝食が食べられなくなってしまうことにもなりますので、寝る前の3時間前には夕飯を済ませておくことを心がけてくださいね。
朝食をしっかり食べる
1日の活力は朝食から摂取(せっしゅ)しましょう。朝食を抜いてしまうと必要な栄養が足りていない飢餓(きが)状態になります。この状態でランチを食べると身体が必要以上に栄養を吸収してしまうため、思わぬ肥満の原因になってしまうんですね。
好き嫌いを無くしバランスを考える
好きな物だけを食べてしまうと栄養が偏(かたよ)りますので、たんぱく質を中心に摂取し野菜など不足しがちな栄養分はサプリメントなどで補うようにしましょう。
特に妊活期間は葉酸(ようさん)をとるようにしてください。妊娠初期の数週間はほとんどの人は自覚できずにいますが、その間にも胎児(たいじ)の神経管(しんけいかん)などは形成されていきます。その時に必要な成分が葉酸になるのです。
また、妊娠前から葉酸はなぜ必要??ママたちが実践中の葉酸摂取方法も紹介!!では、なぜ妊娠前から葉酸が必要なのかを詳しく書かれていますので、ぜひ参考にしてみてください。


運動習慣を身につける
日常の運動不足は肥満の原因になったり、骨が弱くなる骨粗鬆症(こつそそうしょう)の原因になったりします。妊娠・出産は体力が必要になりますので、普段から運動習慣を身につけ肥満の防止、筋力の低下を防ぐようにしておきましょう。
ストレッチ
有酸素(ゆうさんそ)運動
筋力トレーニング
それぞれ見ていきましょう。
ストレッチ
出産には股関節(こかんせつ)の柔軟性(じゅうなんせい)も必要になってきますし、身体が柔(やわ)らかいことで思わぬことでのケガを防止することができるんですね。
夜の入浴後に15分くらいストレッチをしてみてください。身体がほぐれて1日の疲れが取れ、リラックスもできるし睡眠の質を高めることができますよ!
有酸素運動
心肺(しんぱい)機能を高める運動として有酸素運動は効果的ですし、脂肪燃焼(ねんしょう)につながり肥満防止にもなりますね。ジョギングよりウォーキングの方が身体の負担も少なくなります。普段歩いている道も景色や建物に意識してみると、新しい発見があったりして楽しく長く続けられますよ♪
筋力トレーニング
出産には適度な筋力が必要です。妊活中は身体を労(いた)わり過ぎてしまい、必要な筋力が足りなくなってしまうことがあるんですね。筋力アップは妊娠中や出産の助けになり、血流がよくなるので肩こりや腰痛の改善にもなります。
ジムや筋トレ器具を買う必要はなく、スクワットや腕立て腹筋など自分の体重を活かしたトレーニングをしてみてください。回数は少なくても長く続けることを忘れないでくださいね。


タイミングを見極(みきわ)める3つの対策
妊娠する確率を高めるには、タイミングを合わせることが重要になってきます。妊娠の確率が高くなるのは、排卵日(はいらんび)の3日前から排卵日の1日後までです。
卵子(らんし)の寿命がおよそ24時間ですので、個人差はありますがタイミングを合わせるには、排卵される可能性が高い5日~7日の間となるんですね。このタイミングがずれてしまうと妊娠する確率が下がってしまいます。このタイミングを外さないために3つの対策をお伝えしますね。
基礎(きそ)体温
妊娠検査薬
性交渉の回数
それぞれ見ていきましょう。
基礎体温
基礎体温は生理が始まると低温期になり、排卵(はいらん)が起こると高温期になります。この基礎体温をはかることによって、自分の排卵周期を確認することができます。
体温のはかり方は、必ず毎朝起き上がる前にはかるようにしましょう。身体を動かしてしまったり、体温をはかる時間が変わってしまうと体温による周期を正確に見極めることが難しくなってしまいます。
妊娠検査薬
妊娠検査薬は生理開始予定日の1週間後くらいから使用するようにしましょう。それより前に使用してしまうと、陽性反応が出ても精度が落ちてしまう可能性が高くなるので注意が必要です。
生理の周期がバラバラでよくわからない場合は、性交渉した3週間後くらいを目安に使用しましょう。もし受精(じゅせい)や着床(ちゃくしょう)していたら、妊娠検査薬が反応するのが3週間後くらいからになるからです。
性交渉の回数
妊活前から定期的に性交渉をしているのであれば、無理して回数を増やす必要はないかもしれません。妊娠しない原因に、そもそも性交渉の回数が少ないことがあります。
妊娠の確率を高めるには、1週間に2~3回程度の性交渉があれば女性の体内には常に精子がいる状態になりますので、いつ排卵されても妊娠する確率は高くなります。
性交渉が少ない、または妊活したら減ってしまったということであれば、男性がプレッシャーを感じてしまっているかもしれません。ストレスを感じないように普段からスキンシップを心がけ、仲良くコミュニケーションを心がけてみてくださいね。


まとめ
- 妊娠する確率は半年で約75%くらいのカップルが妊娠している。
- 妊娠する確率を上げるためには身体づくりが必要。
- タイミングを見極めるためには、3つの対策として基礎体温をはかり、妊娠検査薬で確認し、性交渉の回数を増やす。
妊娠の確率を半年で上げるには、自分自身の身体に目を向けて、体調管理や食事管理といった基本的なことをしっかりやることが大切になってきます。
また、赤ちゃんを求めても出来ないという心境は、とてもツラく苦しい時かもしれません。そんな時こそ貴重な時間ととらえ、夫婦仲良くコミュニケーションを深めていくことで新しい命が誕生するのだと思います。素敵な赤ちゃんにめぐり合えることを心よりお祈りしています!