「仕事が忙しくて子育てをする時間がない」などの理由で、妊娠する確率を下げたいと考えている方は、少なからずいらっしゃいますよね。
そこで今回はそんな方々に向けて、「妊娠する確率の低い日」や「妊娠する確率を下げる方法」について解説していきます!実はこの記事「妊娠する確率を上げたい!」という方の役にも立つんです♪
もくじ
妊娠のメカニズム
どうやれば妊娠するのかを知っている方は多いですが、妊娠のメカニズムについて詳しく知っている方は意外と少ないのではないでしょうか?そのため、まずは妊娠のメカニズムについて解説します。
1.排卵(はいらん)
月経の開始から2週間ほど経つと、卵巣(らんそう)の中で成熟(せいじゅく)した卵子(らんし)が排出されます。これを「排卵」と呼び、排卵の2日前~翌日までの卵子が活発な時期が1番妊娠しやすいと言われているんですよ。
排卵日は『基礎体温法』や『排卵日予測検査薬』、『超音波(ちょうおんぱ)検査』などで調べることが出来るのでそれも頭に入れておくと良いでしょう!
まれに卵子が2つ排卵されることがあり、それぞれが別々の精子と出会うと『二卵性双生児(にらんせいそうせいじ)』となります。二卵性の場合、性別や血液型などが異なった双子になることもあるんです!
2.受精(じゅせい)
射精(しゃせい)された精子は、『卵管(らんかん)』の中で卵子と出会い受精が完了します。一匹の精子が卵子の周りの『卵細胞膜(らんさいぼうまく)』に触れると他の精子が入れないようになり、子宮内膜へと向かいます。
また、受精した後に受精卵が二つに分かれると『一卵性(いちらんせい)双生児』といい、二卵性と比べるとよく似た双子になります。一卵性は性別も血液型も同じになりますよ♪
3.着床
卵管で受精した受精卵は、だいたい7日ほどかけて子宮の中に到達(とうたつ)し、子宮内膜(ないまく)へと向かうのです。この時子宮の外に着床してしまうと、『子宮外妊娠』と言い、治療が必要になることもあるので覚えておきましょう!
また、『着床出血』と言う、生理によく似た出血が起こることがあります。着床の時期に出血があってもあまり神経質になりすぎないようにしましょう。どうしても不安な時はお近くの産婦人科を受診してみてください♪

妊娠する確率と妊娠する確率が低い日
妊娠することを目的にして性交を持った場合、20代では約20~30%、30代では約15~20%、40代以上では約5%以下という確率になっています。もちろん体調や体質、避妊の有無(うむ)などによって大きく変わってきますし、きちんと避妊を行えば確率はもっと低くなることでしょう!

妊娠する確率が低い日
妊娠のメカニズムについて解説した際に、「排卵の2日前~翌日が妊娠しやすい」とお伝えしました。ということは逆に、排卵の2日前~翌日から離れるほど『妊娠する確率が低い日』と言えるでしょう!
妊娠する確率が低いとは言っても、避妊をしない理由にはならないので、望まない妊娠や性感染症を防ぐためにもきちんと避妊をするようにしましょうね。
逆に妊娠する確率を上げたい方は、排卵の2日前~翌日に性交を持つことで妊娠する確率を上げることができます!冒頭で「妊娠する確率を上げたい方の役にも立つ」とお伝えしたのは『妊娠する確率が低い日』の逆は『妊娠する確率の高い日』だからです♪
妊娠する確率を下げる方法
妊娠する確率が低い日とはいえ、もちろん妊娠する確率が”0”というわけではありません。そこでできる限り妊娠する確率を下げる方法を解説しますね!主な方法としては以下のものが挙げられます。
- コンドームを使う
- ミレーナを入れる
- 避妊薬を服用する
- 基礎体温法

コンドームを使う
誰でも簡単にコンビニやドラッグストアなどで買うことができ、手軽に避妊ができる『コンドーム』ですが、正しい着け方をきちんと知っておくことが大切です!正しく使うことができないと、避妊の効果が薄(うす)くなったり、まったく意味がなくなってしまいます。
自分に合ったサイズと、正しい着け方を心がけるようにしましょう♪避妊もできて、性病の予防にもなるため一石二鳥です!
ミレーナを入れる
ミレーナとは『子宮内避妊器具』の1つです。子宮内に『黄体(おうたい)ホルモンを出す』避妊具を入れることで最長5年間避妊をすることが出来ます!
一度入れてしまえば長い間避妊のことを考えなくて良いのはうれしいですね♪しかし、挿入(そうにゅう)前に何度が検査があったり、気を付けないといけない点がいくつかあることを頭に入れておきましょう!
避妊薬を服用する
経口避妊薬(ピル)は、黄体ホルモンと『卵胞(らんほう)ホルモン』が含まれた錠剤(じょうざい)で、コンドームより高い確率で避妊することができます!
また、ピルは避妊薬としてだけでなく、生理痛の軽減や生理不順を改善するなどの嬉しい効果も期待できます。比較的手軽で高い避妊効果を持つので、気になった方はお近くの産婦人科を受診してみてください☆
基礎体温法
『基礎体温法』とは、基礎体温を計測することで排卵の時期を把握(はあく)し、妊娠する確率の低い日を予測する方法です。ただ、正確な排卵の日がわかるわけではないので、参考にする程度がいいかもしれませんね。
基礎体温については、妊娠確率と基礎体温は関係ある?基礎体温を測る理由とメリットを解説!で解説させていただいているので、そちらもぜひご覧ください♪
まとめ
- 妊娠する確率は排卵日の2日前~翌日が一番高い
- 色々な避妊方法がある
- 正しい避妊をすることで、妊娠する確率を大きく下げることができる
今回は『妊娠する確率の低い日』や『妊娠する確率を下げる方法』について解説しました。妊娠のメカニズムや、妊娠の確率についてはわかっていただけたでしょうか?
妊娠の可能性が低い日でも油断をせずに、正しい避妊をしてもらえたらと思います♪また、避妊方法によっては『性病の予防や生理不順の改善などのメリットがあること』も頭に入れておくといいでしょう!最後までご覧いただきありがとうございました。