「そろそろ子どもが欲しいなぁ」と考えている方にとって、妊娠の確率というのはとても気になるものですよね。実は『基礎体温』が妊娠の確率に関わっているということをご存じでしょうか?
今回は、「妊娠の確率を上げたい!」「基礎体温って妊娠とどんな関係があるの?」と思っている方に向けて、基礎体温と妊娠の関係や基礎体温を測る理由、メリットについて解説していくので、ぜひ最後までご覧ください!
もくじ
基礎体温ってなに?
『基礎体温』とは、生きていくうえで必要な最小限度のエネルギーだけ消費している状態で測る体温です。寝ている間に自分の体温を測ることはできないので、一般的には起きた直後、布団から出る前に測る体温を基礎体温と言います♪
また、基礎体温は排卵を境(さかい)にして『低温期(月経から約2週間)』と『高温期(排卵から約2週間)』に分かれています。そのため、基礎体温を記録していくことで、月経や排卵のタイミングを知ることができます。
基礎体温を測るメリット
冒頭でもお伝えしたように、基礎体温は妊娠の確率と関係があるんです。なので、次は基礎体温を測るメリットについて解説させていただきます!
排卵日がわかる
基礎体温を測ることでおおよその排卵のタイミングを知ることができます。排卵日をきちんと把握することで、卵子や精子が活発なタイミングで性交をすることができ、妊娠の確率を高めることができるんです!
自分の体調のことがわかる
基礎体温を記録するときに、『高温期』と『低温期』にはっきりと分かれていなかったり、グラフがガタガタになってしまうことがあるかと思います。そういった場合には生活習慣などに原因があるかもしれません!
ですが、きれいなグラフになっていないからと言って、必ずしも生活習慣に問題があるとは限りません。もし気になることがあったら自分で判断せずに、産婦人科を受診しましょう☆
また、PMS(月経前症候群)のイライラや、体のだるさが起こる時期をある程度予測し、対策することができるようになるため、PMSに悩んでいる方には大きなメリットですね!

基礎体温の測り方
普段みなさんが風邪をひいたとき、体温計は脇に入れて使いますよね?ですが、基礎体温を測るときは違うんです。使う体温計や、基礎体温の測り方について確認していきましょう!
基礎体温を測る体温計
一般的な体温計は小数点第一位(例:36.6℃)までしか表示されませんが、基礎体温計は小数点第二位(例:36.64℃)まで表示されます。そのため細かい体温まで測ることができるんです!買う際は間違えないようにしましょう♪
舌の下で測る
基礎体温を測るときは、脇ではなく舌の下に体温計を入れて測るようにしましょう!これは、脇と口では体温が多少変わってしまうためです。測定にかかる時間は体温計によって違うのでしっかりと確認しておきましょう☆
朝布団から出る前に測る
『基礎体温ってなに?』という見出しで解説したので長くは解説しませんが、朝起きてすぐ布団から出る前に測るようにしてくださいね。忘れないためにも、前日寝る前に枕元に体温計を置いておくといいですよ!
毎日同じ時間に測る
基礎体温は1℃に満たない体温の差を測るものなので、できるだけ毎日同じ時間、同じ環境で測るようにしましょう。ですが、同じ時間に測るために睡眠時間を減らすことだけはしないでくださいね。

気を付けたほうが良い?基礎体温のパターン
『低温期』と『高温期』がきれいに14日前後ずつ続けばいいのですが、そうなっていない方もいらっしゃると思います。なので、気を付けたほうがいい基礎体温のパターンをいくつかご紹介していきますね。
グラフがガタガタ
グラフがガタガタになってしまう原因として多いのは、生活習慣の乱れやストレス、ほかには基礎体温の測り方を間違えている可能性があります。規則正しい生活と、正しい基礎体温の測り方を心がけましょうね♪
低温期が長く続く
低温期が2週間よりも長く続く場合、排卵に障害が起きている可能性があります。また、低温期が長く高温期があまりにも短い場合は、黄体(おうたい)機能不全という症状が発生していることもあるので、気を付けましょう。
高温期と低温期の差が少ない
「高温期と低温期は分かれているが、差が少ない」という方もいらっしゃるでしょう。そういう場合はホルモンのバランスの乱れや、無排卵月経の可能性が考えられます。生活習慣を見直すことで改善するかもしれません!

まとめ
- 基礎体温を測ることは妊活の第一歩
- 基礎体温は正しく測定することが大事
- 注意したほうがいい兆候(ちょうこう)がある
- 不安ならすぐに産婦人科を受診
基礎体温と妊娠の関係や基礎体温を測るメリットなどについて解説させていただきました。基礎体温と妊娠の確率には大きな関係があることはわかっていただけたと思います。最後には気を付けるべき基礎体温のパターンも解説しました。
大事なことなので最後にもう一度言いますが、決して自己判断をせずに、不安なことがあればすぐに産婦人科を受診してください!とてもデリケートな問題ですからね♪最後までご覧いただきありがとうございました。