日本で最も感染者数の多い性病と言われる『クラミジア』。このクラミジアはとっても怖い病気で、男女とも身体的に影響を及ぼすということをご存じでしょうか?
クラミジアに感染することで一番怖いのは『不妊』なのです。将来的に妊娠を望んでいる方に、是非読んでいただきたい内容となっていますので、早速クラミジアについて詳しく見ていきましょう!
もくじ
妊娠の確率に影響を及ぼす『クラミジア』とは
クラミジアは、日本で最も感染者数の多い性病です。この病気は感染していることに気付かず、知らぬ間にパートナーにうつしてしまうことがあり、感染したことに気付かず放置してしまうと、不妊や他の合併症(がっぺいしょう)のリスクが高まります。
クラミジアに感染した人との『性行為』など粘膜(ねんまく)や分泌物(ぶんぴつぶつ)が体内に入ることでうつるのです。そして、喉(のど)にも感染していた場合には、『キス』でもうつる可能性があります。
しかし、体内でしか細菌が増殖できないのでプールや温泉などの水中、またくしゃみや咳(せき)など空気中での感染の可能性はとても低いと言えるでしょう。


クラミジアが及ぼす女性への影響
このクラミジアは感染していても女性の約8割は無症状のため気付きにくく、放っておくことで不妊に繋がってしまうのでとても怖い病気です。出産時にクラミジアに感染していると、産道を通って出てくる赤ちゃんに感染してしまうことがあります。
感染すると子宮の入り口にある子宮頸管(けいかん)が炎症を起こす、『クラミジア性子宮頸管炎』になるのです。そして、症状が進むと卵管(らんかん)が詰まる『卵管炎』や、『骨盤(こつばん)内炎症性疾患(しっかん)』になり、骨盤にまで感染してしまうことも・・・。


女性のクラミジアの症状
約8割の方が無症状であるクラミジア。しかし、自分の体の調子に気を付けていれば早めに気付くことができるかもしれません!感染すると1~3週間の間に症状が出る場合がありますので、クラミジアの症状を覚えておきましょう!
- おりものの増加
- 下腹部痛
- 不正出血
- 性交痛
- 排尿痛
女性の場合には5人に1人の確率でしか症状が出ないようです。濃い黄色や緑色っぽいもの、もしくは茶色っぽいおりものである場合にクラミジアの疑いがあり、生理痛に似た下腹部の痛みを感じることがあるようです。

クラミジアが及ぼす男性への影響
男性がクラミジアに感染した場合、男性不妊になる可能性は低く、身体への影響は少ないことが多いです。しかし、相手にうつしてしまった時のことを考えると女性へ与える影響は大きいので、自分のことだけを考えずに相手のこともしっかり考えることが大事ですね!


男性のクラミジアの症状
男性がクラミジアに感染してしまった場合、主な症状は尿道に出るのですが、男性の場合、女性よりも多い5割の方が症状に気付けるのだそうです。
- 性器のかゆみ
- 排尿痛
- 粘り気のない膿(うみ)が出る
- 発熱
男性の場合にはこれらの症状の他にも、精子が貯蔵(ちょぞう)される『副睾丸(こうがん)』が腫(は)れたりすることもあるので、女性よりも男性の方が症状に気付きやすそうですよね!



性病を発見するための手がかりとも言えるおりものについて、妊娠初期症状☆おりもののにおいと状態の観察と対策の大切さで詳しく載せていますのでぜひご覧ください♪
クラミジアに感染した場合妊娠の確率は何%?
クラミジアに感染した人と性行為を行うと約50%の確率で感染してしまうのですが、男性に比べて女性の方が感染率が高いのです。男女共に感染してしまうと、最悪の場合不妊になるのですが、クラミジアに感染した人全ての妊娠確率に影響するのか気になりますよね!
初めてクラミジアに感染し完治した場合には、妊娠になんの問題もありません!しかし、何度も繰り返し感染してしまった場合、卵管性の不妊になる確率が20%ずつ高まると言われています。この卵管性の不妊は、子宮外妊娠も引き起こしてしまうのです。
性病にかかった場合、パートナーと同時に治療をして完治しない限り、お互いに病気をうつしあってしまいます。どちらかが治れば大丈夫ということは絶対にないと覚えておきましょう!
クラミジアに感染しないように気を付けるべきポイント
性行為する際、クラミジアに感染しないように『コンドーム』の使用がオススメです!コンドームと言えば避妊するためのものというイメージをお持ちの人が多いとは思うのですが、実は性病予防にも効果を発揮(はっき)します。
しかし、クラミジアに感染している人とオーラルセックスをしてしまった場合、喉への感染を防ぐことができません・・・。そのため、一番効果的なのは定期的な検診です!定期的に検診を受けていると、他の病気も早期発見することができますね♪
そのため、不特定多数の人と体の関係を持っていた場合、自分のためにも相手のためにも病院で検査してもらうのが一番安心できるでしょう。


まとめ
- クラミジアは日本で最も感染者数の多い性病。
- クラミジアは性行為だけでなく、キスでも感染する。
- 約8割の女性は感染に気付けない。
- 気付かずに放置してしまうと不妊に繋がる。
- 男性が感染すると不妊には繋がりにくいものの、相手へうつしてしまう可能性が高い。
- 感染してしまった場合、パートナーと一緒に治療を受けないと再発してしまう。
クラミジアに感染してしまうと、不妊に繋がってしまうことからできるだけ早めに治療を行うのが一番です。万が一自分が感染したら、感染している可能性があるパートナーと一緒に治療をしなければうつしあってしまうので、内緒にしておくのはやめましょう。
将来的に妊娠を望んでいるなら、他の病気も見つけることができるかもしれない『ブライダルチェック』をパートナーと受けてみてください♪自分の体を知り大切に思うことは、相手の体も大切にしていることに繋がります!
これを機にぜひ自分とパートナーの体のことをよく考えてみて下さい♪