そろそろ子どもほしいよね。とご主人とお話をされたとき、妊娠前にはいろいろとネットで情報を集めますね。その中で皆さんが一度は目にしたことがある「葉酸」。
「葉酸って絶対に摂(と)ったほうがいいのかな?」「どうして葉酸を摂らなきゃいけないんだろう」葉酸に関して、色々疑問に思うことがたくさんあると思います。そこで今回は妊娠前に葉酸が必要だといわれている理由についてご紹介していきます。
また、先輩ママやプレママたちが実践した・している「葉酸摂取(せっしゅ)方法」もご紹介していきますので、ぜひ今後の葉酸生活のお役に立てていただければと思います♪
もくじ
妊娠前に葉酸が必要と言われるのはなぜ?

「必要」と言われたり、「必須でもない」と言われたり、とにかく色んな意見がある葉酸。皆さんも葉酸の必要性に関しては疑問に思うことも多いのではないでしょうか?
まずは、こちらの妊娠希望のママの質問をご覧ください。
【質問】
妊娠希望ですが、葉酸サプリって本当に必要ですか?
葉酸サプリの必要性をネットで調べると、妊娠出来たときのリスクを減らすとか、サプリでも危険じゃない、と書いてありますが、昔の人ってそんなの気にせず出産してますよね。
でも普段の食事からだけでは葉酸は不足するとの事ですが、サプリを飲む事に抵抗があります。でも摂取せずにもし妊娠して、流産や異常が見つかってしまったら、とも思います。
【回答1】
私は妊娠前に葉酸を摂らないといけないなんて知らなくて、特に気にせず生活してました。
妊娠が分かってから病院で「緑の野菜を食べて葉酸を摂取してくださいね」と言われましたが、すでにつわりでゲロゲロ吐いていたので、野菜を食べるなんてできませんでした。
でも特にサプリも買わずに過ごしていたら周りの妊婦さんから「え・・・まじかよ・・・」みたいな反応されました(笑)
今妊娠6ヶ月の妊婦ですが赤ちゃんは異常なく育ってますよ。葉酸が大事なのは確かですし、摂取しておくことに越したことはないと思いますが、あまり思い詰めすぎてもよくないな~とは思います。
【回答2】
妊娠がわかって産婦人科に行ったら、葉酸を摂ることを勧められました。葉酸サプリでも大丈夫らしいですが、極力緑の野菜を摂るように言われました。妊娠初期に摂ることで、胎児の奇形リスクを減らすそうです。
飲んでいても飲まなくても、胎児に奇形が出るかどうかは確率の問題だと思いますので、リスクを少しでも減らしたいなら摂取すれば良いと思いますよ。
本来なら妊娠前から摂取するのが良いらしいですが、私はそんなに気にしなかったので、妊娠がわかってから3ヶ月くらいまで飲んでました、子供は2人いますが、2人とも特に問題ないようです。
引用 yahoo知恵袋(外部リンクへ飛びます)





- 赤ちゃんの先天性異常のリスクを減らす
- 妊活中の摂取で赤ちゃんを迎える準備ができる
- 精子の染色体異常に良い影響を及ぼす


赤ちゃんの先天性異常のリスクを減らす
妊娠初期は大事な体の器官を作る時期とも言われているだけあって、妊娠中の中でも特に胎児の細胞分裂がさかんに行われます。大事な体の器官を作っている時期、正常に体の器官を作るための細胞たちの働きを助けてくれるのが葉酸だと言われているのです。

妊活中の摂取で赤ちゃんを迎える準備ができる!
葉酸は妊娠中の摂取だけでなく、妊娠の1ヶ月以上前から摂取することが推奨(すいしょう)されています。
その理由は、赤ちゃんに起こる二分脊椎症(にぶんせきついしょう)などの先天性異常の多くが妊娠直後から10週以内に発生しているからです。生理の遅れや体調の変化で妊娠が発覚してからの摂取では、正直対応が遅れてしまっていると言えます。



精子の染色体異常に良い影響を及ぼす
なんと葉酸は、女性だけではなく男性の妊活にも役立つ可能性があると考えられているって知っていましたか?
アメリカ、カリフォルニア大学バークレー校パブリックヘルスから、気になる研究発表がありました。葉酸の積極的な摂取が、精子の染色体異常によい影響を及ぼすという可能性を示唆(しさ)したのです!


妊娠前に葉酸を摂取することで、赤ちゃんの先天性異常の可能性を減らすことができるので、妊娠前に葉酸が「必要」だと言われているということがわかりましたね!それでは次に、葉酸を摂取することでリスクを下げられる先天性異常って一体何なのかを見ていきましょう。
葉酸を摂取することでリスクを下げられる先天性異常とは?

葉酸摂取によって、リスクを下げることができる先天性異常は2つあります。
- 二分脊椎症
- 無脳症
この二つの先天性異常のことを、「神経管閉鎖障害(しんけいかんへいさしょうがい)」と言い、神経管の下部に障害が発生するものを「二分脊椎症」、上部に現れるものを「無脳症」といいます。

二分脊椎症
神経管の下部が塞(ふさ)がらないことで発症する疾患(しっかん)です。本来、脊椎の管の中にあるべき脊髄(せきずい)が外に出てしまっている状況ということですね。
外に出た脊髄に癒着(ゆちゃく)や損傷(そんしょう)が起こると、脳からの指令が体にうまく伝達されなくなって神経障害が現れます。
下半身の神経が麻痺(まひ)して歩行障害や運動障害が起こったり、膀胱(ぼうこう)や直腸などを動かす筋肉の麻痺により排尿・排便障害、大人になってからは性機能障害が起こることもあると言われています。

無脳症
脳や脊髄を作る元になる「神経管」と呼ばれる管状の細胞の一部が塞がって脳が正しく作られず、成長しても脳の大部分が欠けた状態となる先天性奇形です。超音波(エコー)検査によって妊娠14週頃には診断が出来ます。
脳以外の臓器には異常がないことが多いので、胎児はママのお腹の中で成長を続けますが、脳が形成されていないと生きていくことができないために、残念ながら流産や死産の割合が高くなります。


今日の日本では、この神経管閉鎖障害の中で、二分脊椎症の発症が増えてきていると言われています。
完全に予防できるかと聞かれれば、残念ながら絶対に予防できると言い切れるものではありませんが、現段階では葉酸はこうした先天性異常に最も有効だと言われている栄養素です。ぜひ妊活中の摂取をおすすめします!
先天性異常の割合は?

ここで気になるのは、先天性異常の割合ですよね。妊娠しているママ、これからママになるために妊活をしている女性皆さんが心配してやまないのがこの先天性の病気です。私もものすごく気にしてネットで検索をしていました。
それでは、先ほど紹介した二分脊椎症や無脳症の割合はどのくらいでしょうか?
- 二分脊椎症・・・1万人に約5人の割合
- 無脳症・・・近年の統計データがない
二分脊椎症は少なくないとも言えない結果ですね。無脳症は、近年のデータがありませんが、胎児に起こる中枢(ちゅうすう)神経系の異常の中で最も頻度が多いので、二分脊椎症以上の発症率だと考えられます。


先輩ママやプレママたちはどうやって葉酸を摂取している?
先天性異常を防ぐためにも、摂ったほうがいい葉酸。「よ~し!今日から葉酸摂るぞ~!」と思ってもいざ摂ろうと思うとどうやって摂取したらいいのか悩んでしまいませんか?
葉酸はビタミンB群の一種です。体には残念ながら蓄積(ちくせき)されにくく、熱に弱いので調理方法によっては約50%近くが分解されてしまいます。そこでサプリで摂取される方が多いのですが、中には料理でうまく取り入れていた先輩ママも!
先輩ママやプレママたちの摂取方法をチェックしてぜひ今日からでも葉酸を摂っていきましょう♪
先輩ママの葉酸摂取~サプリ編~
まずは手軽に摂取できるサプリ編から!ちょっと変わったものから定番のものまで!ぜひ参考にしてくださいね♪
引用 インスタグラム


引用 インスタグラム


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他にもネットで探してみるとたくさん葉酸サプリが販売されています!いろんなサプリを試してみて、続けられやすいものを探してみるのもいいですよね!
先輩ママの葉酸摂取~お料理編~
さて、次はお料理編です!熱に弱いので調理方法によっては約50%近くが分解されてしまう葉酸。工夫して料理にも加えることで、ご主人も葉酸が摂取できる!男性にもいいといわれている葉酸です。ぜひ葉酸レシピを開拓してみてくださいね♪
引用 インスタグラム

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他にも、ドリンクに葉酸を含んだものがあったり、葉酸レシピもたくさんありますよ!ぜひこの機会に調べてみてはいかがでしょうか?
これまで、葉酸は摂るべき、葉酸は大事!と繰り返してきましたが、実は葉酸の摂取量にも気を付けなければいけません。妊娠中の時期毎に摂取量をまとめている記事はこちら!妊娠中におすすめの葉酸サプリはいつまで飲むべき??摂取量は??摂取量をチェックして赤ちゃんを守っていきましょうね!
まとめ
- 妊娠前の葉酸摂取は赤ちゃんの先天性異常の予防につながる
- 妊娠を計画した時から葉酸は摂っておいたほうがいい
- 神経管閉鎖障害発症の割合は、決して低いとは言えない
- いろんな摂取方法で葉酸を取り入れていきましょう!
どうして妊娠前に葉酸を摂ることが大事か、分かっていただけましたか?
赤ちゃんの先天性異常の発症の原因は現段階では未だに解明ができていませんが、葉酸摂取によりそのリスクが低減されているのはたしかなことです。妊娠を計画した頃から飲み始めるのがベストだといわれていますが、摂取方法は十人十色(じゅうにんといろ)!
ぜひ自分に合った摂取方法を見つけて、赤ちゃんを迎える前から妊娠に関して万全な準備を整えておきましょうね!