妊娠後に妊娠初期症状が出る人はたくさんいます。しかし、その中でも妊娠初期症状がない人というのは、全体で約20%だといわれています。ほとんどの人が症状が出ますが、症状がない人も決して少ない数ではありませんよね。
100人の妊婦さんがいれば100通りの妊娠があるといわれている通り、妊娠初期症状がないからといって必ずしもお腹の赤ちゃんに何か影響が出る、というわけではありませんが、自覚症状がないと不安になりがちですよね。
今回は妊娠初期症状がない人の特徴や、自覚症状がないからこそ気を付けるべきポイントをまとめました!
もくじ
妊娠初期症状がない人の特徴4つ!
妊娠初期症状がない人に共通している特徴が4つあることがわかりましたので、さっそくご紹介していきますね!
- 胃腸が強い
- 冷え性ではない
- スポーツや運動の習慣がある
- 普段からポジティブ思考

太陽ママの言う通り、遺伝的なことが原因だと想像する人もいますが実はそうではないんですよ!さっそく一つずつ見ていきましょう!
胃腸が強い
代表的な妊娠初期症状の一つである「つわり」。このつわりの主な症状は消化器系の不調で、もともと胃腸が強い人は嘔吐(おうと)や吐き気を感じにくいともいわれています。

また、胃腸と自律神経はとても密接な関係があります。「ストレスでお腹が痛い・・・」といった経験をされたり、または周りから聞いたことがある方もいると思います。そう、「ストレス」もこういった妊娠初期症状に関係があるんです!
たとえば、同じストレスを受けても胃が痛くなる人とそうでない人に分かれますよね?これは、「ストレスによって自律神経が乱れるかどうかによって異なる」と言われています。自律神経に影響を受けにくい人、つまりストレスに強い人も「胃腸が強い人」と同じく嘔吐や吐き気を感じにくいのです。

冷え性ではない
冷え性は血行不良から起こるといわれています。この血行不良は妊娠初期症状の中でも「つわり」を悪化させる原因の一つだといわれているんですよ!だからこそ、冷え性ではない人は妊娠初期症状を感じにくい人の特徴に挙げられているのです!

スポーツや運動の習慣がある
もともと体を動かす習慣がある人は、体の不調に対する術を知っているといいます。たとえば「ストレス」に関しても体を動かして発散させる、先ほど紹介した「冷え」に関しても、運動することで体を温めているので冷え対策ができている、というわけですね!
だからこそ、スポーツや運動の習慣がある人は妊娠初期症状を感じにくいといわれているのです。

普段からポジティブ思考
これはつまり「ストレス耐性がある人」や「ストレス発散が上手な人」ということです。
妊娠はとても幸せなことですが、妊娠初期症状は幸せとは全く関係なく、様々な状況が起こりえます。人によっては入院しないといけなかったり、私生活に何らかの影響が出たり・・・どうしても辛いと感じてしまうこともあります。
それでも元来のポジティブ思考や、ストレスを上手に発散しながら、妊娠初期症状を自覚せずに乗り切っちゃう人もいます!

中には「忙しくて気付かなかった」という人ももちろんいます。気にする余裕もないくらい仕事や趣味に没頭(ぼっとう)していたら、ちょっとした体調の変化も「ただの体調不良」として考えてしまいがちなので気付きにくいのかもしれませんよね。
引用 インスタグラム

症状は人それぞれですが、自覚症状がないことでついつい無理をしがちになってしまいますよね。日ごろから基礎体温を測っていることもいち早く妊娠に気付ける重要なポイントですよ。また、生理予定日をすぎても生理がなかったりしたときは妊娠検査薬を使って調べましょう!
妊娠がわかったあとは症状がなくても無理をしないように体調には気を付けてくださいね!
妊娠初期症状がない人が気を付けるべきポイントは?
妊娠初期症状に悩まされる人がいる一方で、症状がないことで悩むことだってたくさんありますよね。たとえば、先ほども出てきたように「妊娠している実感がわかない」や、「病院で大丈夫だといわれても赤ちゃんが順調に育ってくれているのかがわからなくて不安」といった声をよく聞きます。
症状がないけど、妊娠はしているからとすでに食生活やいつもの生活の中でも生活スタイルを変えて気を付けている方もたくさんいると思います。その中でも私が特に気を付けたほうがいいなと思ったことを2つご紹介します!
- 薬の服用
- 生ものを避ける

薬の服用
妊娠中の薬の服用は気を付けるべき、というのは皆さんご存知だと思います。今回はもっと深くご紹介しますね。実は、薬の服用で赤ちゃんに影響が出る時期は妊娠時期によって異なるんです。
最も気を付けるべき時期が妊娠初期で、別名、薬の絶対過敏(かびん)期と言われているんです!
この妊娠初期期間は心臓・脳・神経といった重要な器官や人間のパーツの大元が出来上がる時期で、薬の成分によってはこの器官形成に悪影響を及ぼしてしまうのです。だからこそ、この時期の薬の服用は気を付けてくださいね!
- リウマチ薬
- 精神安定剤
- 女性ホルモン系
- 生ワクチンの接種
長期服用が必要な薬も中にはあるので、すでに服用中という方で妊娠を希望、または妊娠された方はすぐにかかりつけ医に相談してくださいね!

生ものを避ける
食べ物の中で特に生ものは避けましょう。私も妊娠するまでは知りませんでしたが、妊娠中はお腹の中で赤ちゃんを育てるために免疫(めんえき)力が低下するので、食中毒にかかりやすくなるのです。妊娠初期は薬が飲めませんし、菌によっては赤ちゃんに障害が残る可能性もあります。
生ものは、魚だけではありません。ハムやチーズもそれに該当します。最悪、妊婦である皆さんが死亡してしまうような菌もありますので、生ものの摂取(せっしゅ)は絶対に避けたほうがいいでしょう!

特に注意すべき点をご紹介しましたが、もちろん注意してほしい点はほかにもあります!併せてこちらもご覧ください。
妊娠初期症状がないことにまつわる噂は本当?
皆さんは妊娠初期症状がないことにまつわるいろんな噂があることをご存知ですか?調べているとマイナスなことや、医学的根拠(こんきょ)のないことがたくさんありました。皆さんがそれに惑わされないよう、こちらも紹介させてくださいね!
- 流産の可能性がある
- つわりがないと男の子、重いと女の子
- ダウン症の可能性

流産の可能性がある
病院でも検査を受けて、「大丈夫」といわれているなら全く問題ありませんよ。
逆に、最初は妊娠初期症状(ここでは「つわり」)があったのに、後々それがなくなった場合には流産の可能性があります。
つわりが軽いと男の子、重いと女の子
医学的根拠は何もありません。
性別の違いでつわりの症状に違いが出ることはありません。お腹の子が男の子でもつわりが激しい人もいるので、あまり気にしすぎないでくださいね!
ダウン症の可能性
妊娠初期症状(つわり)がないとダウン症の可能性が高まる、ということは全くありません。
そもそも、医学的につわりの起こる原因さえも解明されていませんので、つわりとダウン症との関連も医学的根拠がありません。ダウン症児(しょうじ)の妊娠に関しては、染色(せんしょく)体の異常で起こるので、国籍や人種を問わずどの妊婦さんにも可能性があることなのです。

妊娠初期症状がなくても大丈夫!
妊娠するとどうしても、妊娠初期症状が現れるものだと思ってしまって不安になりがち。それに、妊娠初期症状がないことにまつわる噂もあります。でも、ほとんどの噂(うわさ)は医学的根拠がないただの噂です。
妊娠初期症状も人によって個人差があるように、「妊娠初期症状がない=赤ちゃんに悪影響がある」ということではありませんので安心してくださいね!妊娠初期は赤ちゃんの体の大事な器官を作る時期です。自覚症状がなくてもできるだけリラックスして過ごしましょう♪

妊娠初期症状のはじまる時期とその症状
妊娠初期症状がない、といっても全く気にせず過ごすのではなく、大体いつから始まるのか、主な症状は何なのかなどを知っておくことも大事です。
自覚がなかっただけで「あ、もしかしてこれかな?」と後から気が付くこともありますので、ぜひチェックしてみてくださいね★
妊娠初期症状はいつからはじまる?
そもそも妊娠初期というのはいつ頃かご存知ですか?妊娠初期は0~15週(~4カ月)を指しているんですよ!
最も多いのは、生理予定日から1~2週間後(妊娠5~6週目)くらいからです。
中には生理予定日前後から、基礎体温の高さや体のだるさ、胸の違和感といった症状や兆候(ちょうこう)を感じる人もいます。
こちらは、6週目で妊娠初期症状が出た方のインスタグラムです。1週間毎に食べ物の変化があるようですね!人それぞれで人間の体って本当に不思議です!
引用 インスタグラム

妊娠初期症状の主な症状は?
次は、代表的な妊娠初期症状を確認しておきましょう。
妊娠初期症状がない人にはピン、とこないかもしれませんが、もしかしたら「あ、これって・・・」と思う項目があるかもしれませんよ!
- 生理がこない
- 着床出血
- おりものが増える
- 基礎体温が高い日が続く
- 風邪のような症状(だるい・熱っぽい)
- 強い眠気
- 胸がはる
- 乳首の変化(黒くなる・痛い・痒い)
- 腹痛
- 便秘・下痢
- 腰痛
- 頭痛
- 貧血
- 肌荒れ
- イライラする・情緒不安定
- つわり
いかがでしょうか?「ん?」と思う項目はありましたか?実は妊娠初期症状は生理前の症状とも似ているのでわかりにくいと感じることもあるかもしれません。妊娠初期症状に関してはこちらの記事でもっと詳しくまとめてありますので、ぜひご覧ください!

まとめ
- 妊娠初期症状がない人には共通する特徴があった
- 薬の服用や生ものに注意する
- 妊娠初期症状にまつわる噂はほとんどが医学的根拠がない
- 妊娠初期症状がないからといって不安になりすぎることはない
いかがでしたか?妊娠初期症状がなくて不安になったことがある方、もしくは不安で仕方がない方もいらっしゃると思いますが、ぜひこの記事を見て安心していただけたらと思います。
また、いろんな噂に振り回されてしまってこれからも心配になったり不安になったりすることがあると思います。でも、あなたはもう一人ではありません!お腹に宿っている赤ちゃんとこの妊娠期間を二人で乗り越えていってほしいと思います!
皆さんが安心して元気な赤ちゃんを産む、最高の日を迎えられますように★