初めての妊娠をして、それがまさかの双子。嬉しい反面、不安なことだらけですよね!きっと「自分の身体はこのしんどさに耐えられるのだろうか?」なんて考えてしまった事もあったでしょう。
ですが、そんな双子の妊娠期間もいずれ終わりが近づいてきます。終わりが近くなればまた、別の悩みが出てくるものです。
今回は、双子の妊娠後期の過ごし方について解説をしました。あなたと同じ不安を戦ってきたママの体験談もありますので、参考にしてくださいね。
もくじ
妊娠、双子。9ヶ月前後の過ごし方とは?

双子を妊娠しているママのお腹は、妊娠8ヶ月ぐらいでお腹の子供が一人だけのママの臨月ぐらいの大きさになっていることが多いです。お腹にいる子供の数が違うのですから、大きくなるのもよく分かりますよね。だからその分、腰痛やむくみなどマイナートラブルも起こりがちです。
ここで、双子を妊娠された方の体験談を紹介します。妊娠9ヶ月に近いママ達の悩み相談を参考にしてください。
双子妊婦の妊娠後期の過ごし方を教えてください。二卵性の双子を妊娠中で、もうすぐ妊娠30週に入ります。これまでの経過は順調で、2週間に1度の検診を受けながら自宅で過ごしています。
2,3週間前は、今よりもお腹が小さく張りもなかったので、ベビー用品を買いに行ったり、1度スイミングもしてしまいましたが、ここ1週間は、お腹が大きすぎて動くのもいやになり、また、張りが頻繁になり(1週間前の検診から1日3回張り止めを飲んでいますが、子宮口が開いたり子宮頚管が短くなるなどの早産の兆候はないそうです。)、できるだけ何もせず過ごしています。
夫が単身赴任なので、平日は私の実家で母親に家事をしてもらって過ごし、週末は夫と一緒に申し訳程度の家事(車でスーパーに行くことはあります。)をし、何もしないときはできるだけ寝転がっているという状態です。
しかし、薬を飲んで安静を心がけても、立つとすぐにお腹が張ったり、横になっていても、張るとまではいかなくても、お腹がかたくなったりします。とにかく、お腹の張りが頻繁になりました(医師からは、単胎でいう臨月の状態なので、伸びきったお腹が張るのは仕方がないと言われました。)。
肺の機能が充実する34週までせめてあと1カ月もたせたいのですが、どのような生活を心がければよいでしょうか?長文で申し訳ありませんが、経験者の方などにアドバイスいただけると嬉しいです。ちなみに、病院の方針で、よほどのことがない限り、管理入院はありません。
引用 yahoo知恵袋(外部サイトに飛びます)

昨年二卵性の双子を出産しました。30週!すばらしい!おめでとうございます!ここはあと少し、がんばりたいところですね。私は28週で子宮頚菅長が1,6cm、子宮口が指1本分開いてしまって入院しました。なので入院中の生活経験からのアドバイスになりますが・・・。
とにかく、処置やエコー、トイレとシャワー以外はベッドの上でしたね。院内の売店へ行くのもNGでしたし、食事を下膳しようとしただけで助産師さんに怒られましたよ(^^;お腹が張る時はシャワーも我慢して体拭きにしてました。
それだけ安静にしていて、24時間張り止めの点滴を流していても、張る時は張りますよね。私も質問者さんと同じことを先生から言われました。結局、お腹が張っても、子宮頚菅長が短くなっても、子宮口が開いても「双子だからしょうがない」と言われ続け、だんだん私も「そんなものか」と思うようになり、なんとか36週5日の予定帝王切開を迎えました。
ただ、質問者さんもかなり張っているご様子。よっぽどのことがない限り管理入院なしとは、少し心細いですね。張りが5~10分など短い間隔になってきたり、張り止めが効かないようなら、すぐに受診できる体制をとっておきたいですね。
あとはご主人との時間も、極力質問者さんのご実家で過ごされてはいかがでしょう。厳しい残暑、お辛いと思いますが、あともう少しがんばってください。元気な赤ちゃんたちをお迎えくださいね!長文失礼しました。

つぎの体験談を紹介します。
双子妊娠後期、希望入院するかどうか
双子を妊娠中、30週です。初めての妊娠です。これまで早産や高血圧症の心配もなく順調に来ていますが、ここ最近お腹の大きくなるスピードも速くなり、会う人会う人に「臨月でしょ?」と言われるような大きさになってます。(帝王切開予定まで2カ月あるのですが・・・)
病院は双子妊娠の管理入院は特になく、経過に問題のある人だけ入院させる方針のようですが、「自宅で安静にするのが難しいなら入院しても良いよ」と言われています。お金のかかることだしできれば帝王切開まで自宅で…と思っていたのですが、最近すごく体がしんどくて「入院したほうが楽かも」と思い始めています。
・朝、目が覚めると軽い頭痛、目を閉じていてもめまいのような気持ち悪さ
(1時間くらい横になったまま、水分だけ摂って休んでいると少し改善する)
・夜は熟睡できない(寝つきが悪い・少しの物音や光で目が覚める・おなかの圧迫感や腰痛)
・肩こり・背中のこりがひどく、痛みに近く吐き気がすることが
・疲れやすくすぐ汗びっしょり、スーパーへの買い物も一人ではままならない
(買い物中にお腹が張ってしまう、ヨタヨタとしか歩けない、運転も難しい)
・家事は洗濯と簡単な料理くらい
・あばら骨のあたりが痛んだり、座っているとお腹下部が痛くなることが多い
少し動いただけでお腹が張ることが多く、ほとんど横になって過ごしています。痛みや張りも気になりますし、一番気になっているのは食事です。赤ちゃんのためにちゃんとカロリーや栄養素を考えたものを摂りたいのですが、台所に立つのがつらくなってきて、レトルトやスーパーの出来合いのものを摂ることが多くなってます・・・
揚げ物や淡水化物、しょっぱいものばかりで、家事をお願いできる人もいないので、体のことを考えたら入院したほうが?と思います。病院がOKとはいえ、上記のようなことで希望入院て考えが甘いでしょうか?初めての妊娠、しかも双子、夫以外に頼れる人がいないし心細さや不安も大きいのですが…。(夫も、心配だから入院できるならしたほうが良いとは言ってくれてます)
引用 yahoo知恵袋(外部サイトに飛びます)

去年双子を出産した3児の母ですが、私も何も問題がなくても31週から原則管理入院でした。 質問者さんのような辛い体調は1つもないのに入院していたので、その状況だと入院した方がいいような気がします。たくさんの多胎妊婦の入院仲間がいましたが、早期破水で緊急帝王切開となってしまった方が30週~35週に多かったです。
もし、これが自宅で起こったとしたら旦那さんのいない時間帯に1人で対応できますか?私がいた病院は37週まで安静指示だったので、ひたすらベッドで寝てご飯食べての生活で全く運動しませんでしたが、栄養バランスが良かったようで入院してから私も含め皆さん体重が減ってましたよ。
体重管理と蛋白、血糖管理に○です。あと、お腹がしんどくても、入院すると横になってるしかないので慣れてくると眠れるようになります。入院すれば1日数回毎日赤ちゃんの心音確認とNSTもあるし、何かあってもサポート万全です。初産で双子出産は周りを見てると本当に大変そうです。
産後は本当に大変な育児が待っているので、今だけ上げ膳据え膳の生活をしてたっぷり楽しておいた方がいいです。入院費は事前に限度額認定証を準備して病院に提出しておけば、請求上限もあって割安ですし、帝王切開であれば健康保険適用なので普通は出産一時金で賄えます。管理入院して帝王切開した人はみんなプラス収支でしたよ。
また、管理入院も帝王切開も生命保険の入院給付金の対象になる事が多いので、保険屋さんに問い合わせてみるといいと思います。管理入院の診断書は「多胎妊娠による切迫早産などのリスク管理の為」とかそんな感じの内容になるので、大概の保険はおりるはずです。

双子を出産するまでに知っておこう

ここからは、双子を出産するまでに知っておきたい事を説明します。
- 双子妊娠のリスクについて
- 双子の種類について

双子妊娠のリスクについて
双子の妊娠の場合、1児の妊娠よりもいろいろな合併症のリスクが高まってしまいます。健康に産まれてきて欲しいとは願いますが、やはりリスクはつきものなのですね。
早産
双子を妊娠した場合の出産に適した時期は37週~38週です。ですが、その40%以上は早産で産まれると言われています。ある程度人の身体が完成に近づいている28週以降の早産が多いですが、なかには28週未満に産まれる場合もあります。自分の子どもがそんなに早く産まれてしまったら、と考えると心配になりますよね。
赤ちゃんは小さく産まれるほど合併症や命の危険をきたす可能性が高いです。新生児の集中治療室で専門的な治療を行って、成長を助けていく必要性がありますよ。
妊娠高血圧症候群
血圧が高くなり、尿にたんぱくが出ている状態です。双子の妊娠では、1児の妊娠のときより3倍も発症しやすいと言われています。数字化して見てみると、どれぐらいリスクが高いのか想像がつきやすいですよね。重症化すると、母子共に危険な状態になってしまいますので注意が必要です。
子宮内胎児発育不全
なんらかの原因があり、胎児のうちのどちらか一人の発育が未熟な状態になってしまい、標準より小さくなってしまう病気です。へその緒や胎盤の状態が悪いということも原因のうちの一つです。子宮の中という限られた場所の中なので、治療が十分にできないことも珍しくありません。とても悲しいことですね。
原因不明の場合と、複数の原因が判明している場合があります。
双子の種類について
ここでは、双子の種類について見ていきましょう。双子の種類は、絨毛膜や羊膜などの膜によって分けられます。
2絨毛膜2羊膜双胎
双子の妊娠でいちばん多く見られるのがこのタイプです。2人が別々の胎盤を持っているために、双子の間で血流がお互いに影響し合うことがありません。一人ずつが羊膜に包まれて、それぞれ別の部屋で発育していきます。
1絨毛膜2羊膜双胎
こちらは、2人でひとつの胎盤を共有しているタイプです。細かく見ていくと、双子にはこのような種類があるのですね。2絨毛膜2羊膜双胎との違いは、血液が双子の間を行き来しているということです。一人ずつ羊膜に包まれて、それぞれの部屋で育ちます。双子妊娠の中で、約25%~30%を占めています。
1絨毛膜1羊膜双胎
1絨毛膜1羊膜双胎は、双子妊娠の中でも1%未満とかなり少ないです。こちらも、二人でひとつの胎盤を共有しています。そして、その血液は双子間を行き来しています。双子を育てる膜がなくて、1つの部屋で二人が育っていきますよ。


まとめ
- 双子の妊娠は想像以上に大変。周りの協力も得ながら、なるべく安静にしておこう
- 双子には種類がある
- 双子の場合、1児の妊娠の時にはないリスクもあることを知っておこう
双子の妊娠は、楽しみなこともありますが不安もとても多いことでしょう。しかもそれが、初めての妊娠だったら尚更混乱してしまいますよね。
なるべく自宅で安静にして過ごし、双子妊娠の際のリスクも頭に入れておきながらいつでも受診ができる体制にしておくなど工夫が必要ですね。可愛い双子に会えるまでのほんの少しの間だと思って、乗り越えていきましょう。