妊娠を待ち望んでいる人にとって、生理が来るか来ないかはとても重要ですよね?生理の予定日の少し前に出血があれば、生理が早めに来たのかな?と思いがちですが、実はそれが妊娠初期症状の可能性もあるんです。
また、妊娠が分かってからの出血はおなかの赤ちゃんに何かあったのではと心配になります。その出血の原因は何なのか?今回は妊娠初期の出血について調べてみました。それではご覧ください☆
妊娠初期症状と生理前症状の違い?出血について

妊娠初期症状と生理前症状って似ていてなかなか見分けがつきません。出血についても、生理が早めに来ただけなのか、妊娠初期症状なのか、他に原因があるのか・・・。
生理以外の出血を不正出血といいます。不正出血の原因にはどんなものがあるのか見ていきましょう。
- 排卵期出血
- 着床出血
- 絨毛膜下血腫(じゅうもうまくかけっしゅ)
- 異所性妊娠(いしょせいにんしん)
- 切迫流産
- 流産
- 胞状奇胎(ほうじょうきたい)
難しい漢字がたくさん並んでいますが、不正出血の原因って主なものだけでこんなにあるんですね。初めて聞く言葉もいくつかあるんじゃないでしょうか?ひとくちに不正出血といってもあまり心配のないものから、深刻なものまでさまざまです。
それでは、ひとつずつ見ていきましょう☆
排卵期出血
排卵時にエストロゲンというホルモンが急激に減少する影響をうけて子宮内膜が剥(は)がれ落ちて出血します。生理と生理の間に出血することから、中間期出血とも言われます。基礎体温をつけていれば、排卵期を挟んで低温期と高温期に分かれるので排卵期出血を見分けることができます。
排卵期を過ぎると頭痛や腹痛、イライラするなどの生理前症状が現れることもあります。妊娠初期症状と見分けることは難しいので、やはり基礎体温や妊娠検査薬で判断します。しかし、妊娠検査薬に反応するのは生理予定日1週間後からなのですぐには反応しません。

着床出血
卵子と精子が受精し、受精卵になると卵管を移動して子宮内に到達し、子宮内膜にもぐりこんで絨毛(じゅうもう)という根を張ることを着床といいます。その時に、栄養を取り込むために子宮内膜の血管を溶かして、そこから出血するのが、着床出血です。
着床出血は、医学用語では月経様出血といいます。その名の通り生理との区別は難しいんです。着床出血は、量が少なく3日ほどで終わることが多いのが特徴ですが、個人差があるので、それだけでは判断できません。この時期は、妊娠検査薬にも反応しません。
基礎体温を測っていれば、着床出血の場合基礎体温が下がらずに高温期が続きます。逆に生理なら基礎体温は下がります。普段から基礎体温を測っておけば、妊娠のサインにいち早く気づくことができますね♪
引用 インスタグラム



絨毛膜下血腫
着床すると絨毛が子宮内膜に根を張り、胎盤(たいばん)を作ります。その時に絨毛の先が子宮内膜を壊してしまい、血管が傷ついて出血を引き起こすことがあります。その時に出血が止まらず、子宮内膜に血液がたまり血の塊となったものが絨毛膜下血腫です。
少量の出血なら心配はなく、ほとんどの人が妊娠中期までに血腫は吸収されてなくなります。出血が多かったり、いつまでも出血が続くときは流産の危険があるため安静を指示されます。
絨毛膜下血腫の体験談を見てみましょう。
先日、1月31日に産婦人科にて妊娠の確定をもらいました。計算上はその時点で5wでしたが、まだ胎嚢は1cmもなく、4wくらいの大きさと言われました。
ただ、1/22頃から診察を受けた1/31までおりものシートが染まるくらいの、出血があり、茶色のおりものっぽいもののときもあれば、鮮血もありました。胎嚢確認の際に内診のエコーで診断してもらったところ、胎嚢の近くに出血しているところがあり、おそらく絨毛膜下血腫でしょうといわれました。
今の時点では、心拍も確認できなかったため、2週間後にもう一度病院に来て下さい。と言われました。そこで、出血が小さくなっていて、胎嚢がちゃんと大きく育っていればいいけど、赤ちゃんが育たないと、出血の方が胎嚢を呑みこんで、一緒に流産の可能性もある。
でもこの時期の流産はほとんどが先天性のものだから。と言われました。それを言われて「ショック!!」という感情が大きくて、聞かなかった私も悪いのですが、日常活において、注意することなど特に言われず、薬などはありませんでした。
こういった場合(人によってもちろん状況は違うと思いますが)どのように生活をしていけばいいのでしょうか。普段通り生活してしまって大丈夫でしょうか。
ベストアンサー
現在妊娠8ヶ月です。私も今回の妊娠で初期の頃に絨毛膜下血腫と診断され、丸2ヶ月ほど安静にしていました。入院も勧められましたが、上の子ども達もいたために、なかなか難しく自宅では大半を主人に任せて家事もせず、基本的には仰向けの生活でした。
私が医師から言われたのは、シャワーとトイレ以外で起き上がらないこと、処方された張り止めは一日に6回までは飲んで良いので、体調をよく観察しておくことでした。
子宮の中では血腫の上に胎嚢が乗る形となっていて、もし大量に出血すれば胎嚢も一緒に出てしまう恐れがあるため、体を起こした姿勢は子宮に負荷が掛かるので、横になって過ごすよう指示がありました。
引用 Yahoo!知恵袋より一部抜粋(外部サイトに飛びます)



異所性妊娠
子宮外妊娠とも言われます。受精卵が子宮内膜以外の場所に着床した状態で、そのほとんどが卵管に着床します。異所性妊娠の場合、残念ながら妊娠の継続は不可能です。卵管が破裂して大量出血すると母体が危険な状態になります。

切迫流産
流産という言葉に不安になってしまいますが、流産のリスクの高い状態で、赤ちゃんは生きています。出血が多いほど流産のリスクは高くなります。切迫流産の場合、自宅で安静にするか流産のリスクが高いと判断されれば入院となります。
引用 インスタグラム
赤ちゃんがゆっくり休んでねって言ってくれているんだと思うって素敵ですよね☆不安な気持ちになるのは仕方がないけど、あまり考えすぎると精神的に良くないので、本など読んでゆったり過ごすのはいいと思います。でもこんな時は旦那さんにそばにいてほしいですよね♪

流産
妊娠22週未満でおなかの赤ちゃんが亡くなってしまう状態です。通常は出血や腹痛の症状があって発見されますが、全くそのような症状もなく超音波検査で発見される稽留流産(けいりゅうりゅうざん)と呼ばれる流産もあります。
流産の原因のほとんどは赤ちゃんの染色体異常と言われています。流産してしまったママは自分が何かしたんじゃないかと自分を責めてしまいがちですが、そんなことはありません!流産の場合、体はもちろん心のケアも重要ですね。



胞状奇胎
胎盤の一部となる絨毛膜の組織が、異常増殖して多数のブドウ状の嚢胞(のうほう)になる異常妊娠です。この場合も、残念ながら妊娠継続は不可能です。その後に絨毛がんに進展する可能性もあります。
症状は不正出血と妊娠悪阻(にんしんおそ)といわれるひどいつわり。妊娠初期には正常の妊娠と見分けることは困難です。
引用 インスタグラム
サッカーの大久保嘉人選手の奥様が胞状奇胎になって、抗がん剤治療で髪が抜けてしまうかもしれない奥様のために家族で坊主にしたことが以前話題になりましたね。この後奥様は妊娠されて、4人目の赤ちゃんが産まれたんですよ♪

ほかにも不正出血についてまとめた記事があります。おりものの色に着目してまとめてみました。
妊娠初期症状でおりものがピンクになることはある??原因は??ではピンク色のおりものについて、妊娠初期症状の心配事!!おりものの色が茶色い原因を大調査!!では茶色のおりものについて原因など調べてみました。ぜひご覧になってください♪
まとめ
- 妊娠初期の出血はホルモンの影響からから赤ちゃんの生命にかかわるものまでさまざま
- 基礎体温を測ることで妊娠によるものか見分けることができる
- 絨毛膜下血腫や切迫流産では安静が必要
- 異所性妊娠や胞状奇胎などで流産しても次の妊娠は可能
生理以外の不正出血があると妊娠の有無にかかわらず恐いと思うのは無理はありません。日ごろから基礎体温を測ることで原因の予測がつくものもあるので、妊娠を希望していなくても基礎体温を測る習慣をつけることをおすすめします。
基礎体温などである程度の予測がついたとしても自己判断は危険です。いつまでも出血が続いたり、腹痛など他の症状が見られたら必ず病院で診察をうけましょう。