鼻がムズムズして、くしゃみ鼻水が止まらない!花粉症などのアレルギー性鼻炎に苦しむ人は多いですよね?今まで鼻炎じゃなかったのに妊娠したら急に鼻炎になったり、今まで花粉症だった人がさらに悪化したり・・・。その症状、妊娠性鼻炎って言うんです。
今回は妊娠性鼻炎について原因や対策についてお話ししていこうと思います。
もくじ
妊娠初期のくしゃみ・鼻水・鼻づまり・・・花粉症が悪化!妊娠性鼻炎って?

妊娠性鼻炎って知ってますか?妊娠初期に急に鼻炎になったり、花粉症などのアレルギー性鼻炎が悪化したりします。ただでさえつわりなどでつらいところに、くしゃみ・鼻水・鼻づまりなどの不快な症状・・・。どうにかならないの?って思いますよね。
どうして妊娠性鼻炎になるの?
妊娠と鼻炎、まったく関係がないように思いますが、なぜ妊娠性鼻炎になるのでしょうか?
- エストロゲンの分泌が増えることで、アレルギー症状が現れる
- エストロゲンの分泌が増えることで血液量が増えて鼻粘膜(びねんまく)に充血が起こるため
他の妊娠初期症状と同じくエストロゲンが影響しているんですね☆アレルギー症状では他に喘息(ぜんそく)やアトピー性皮膚炎を発症する人もいます。
引用 インスタグラム

エストロゲンの分泌が上昇することにより起こる妊娠初期症状は、他に貧血やむくみがあります。おなかの赤ちゃんに栄養を送るため血液量が増えることで起こります。また、おりものの量が増えるのもエストロゲンの影響です。
妊娠初期のおりものの変化については妊娠初期症状と生理前の違いは??おりものに変化ってあるの??で詳しくお話ししています。ぜひご覧になってください♪
妊娠性鼻炎の症状は?おなかの赤ちゃんに影響は?
妊娠性鼻炎の症状は一般的なアレルギー性鼻炎と同じです。
- くしゃみ
- 鼻水
- 鼻づまり
- 目のかゆみ
- のどの痛み
症状は軽いものから重いものまで人によってさまざまです。もともとアレルギー性鼻炎だった人は症状が重くなることが多いです。直接的な症状だけでなく、くしゃみで尿漏れをしたり、鼻水や鼻づまりで夜眠れなくなったり頭痛がするなどの間接的な症状もあります。
妊娠性鼻炎そのものは、おなかの赤ちゃんには影響はありません。しかし、自己判断で市販の薬を服用してしまうと薬の成分がおなかの赤ちゃんに影響する可能性があります。症状がつらく薬を服用するときは必ず医師に相談して、処方された薬を服用しましょう。
妊娠性鼻炎は予防できるの?
妊娠性鼻炎は、妊娠によって鼻炎になったり、もともとの鼻炎が悪化する症状なので、妊娠性鼻炎自体を予防することはできません。でも、一般的なアレルギー性鼻炎の予防法を行うことで予防する効果が期待できます。
- メガネやマスクをする
- 外出から帰ったら服をはらう
- うがいをする
- 洗濯物は部屋干し
- 空気清浄機を使用する
- こまめなお掃除

これらはアレルギー物質を体内に取り入れないための対策です。ひとつずつ見ていきましょう☆
メガネやマスクをする
花粉症予防の基本中の基本ですね。外出先で花粉を体内に取り込まないためにメガネやマスクをします。妊娠中は感染症にも十分注意が必要なので、そのためにも外出時のマスクは必須です!

外出から帰ったら服をはらう
外出から帰ったら、玄関の外で服をよくはらいましょう!これは服についた花粉を落として家の中に入れない為です。大切なのは、玄関の外ではらうこと!家に入ってからじゃダメですよ☆
うがいをする
外出から帰ったらうがいをして、吸い込んでしまってのどにとどまっている花粉を吐き出しましょう。うがいは風邪やインフルエンザなどの感染症予防にも有効です。家の中でもハウスダストなどを吸い込んでいるので、こまめにうがいをするといいですね☆
洗濯物は部屋干し
洗濯物を外に干すと花粉がつくので部屋干しにしましょう。部屋干しって匂いが気になる!っていう人もいますよね?今は、部屋干し用の洗剤などもあるので試してみてください。
引用 インスタグラム

空気清浄機を使用する
花粉やハウスダストなど部屋に舞っているアレルギー物質を除去してくれます。赤ちゃんが生まれてからも空気清浄機があれば安心なので、持ってないなければ購入をおすすめします。

こまめにお掃除をする
部屋をこまめにお掃除することで、花粉やハウスダストを除去して吸い込まないようにします。


妊娠性鼻炎のセルフケア
妊娠性鼻炎のつらい症状をどうにかしたい!でも妊娠中はなるべく薬を飲みたくないですよね?そんなときにできるセルフケアをご紹介します☆
鼻うがい
花粉やハウスダストを鼻の奥までしっかりと洗い流して鼻がスッキリします。ちょっとコツがあるみたいで苦手な人もいるようですが、初心者におすすめのシャワータイプなど種類も豊富なのでぜひお試し下さい。
引用 インスタグラム

鼻づまりのひどい時は使用できないようなのでご注意ください。
蒸しタオルで鼻を温める
鼻づまりがひどい時は、蒸しタオルを鼻の上にのせて蒸気を吸うとスーッと鼻が通るんですよ。タオルを水で濡らしてよく絞り、電子レンジで30秒ほど温めて鼻にのせます。タオルを温めすぎるとやけどの危険があるので、心地よい温度のものを使用してください。
温かな蒸しタオルを顔にのせると気持ち良くてリラックス効果も期待できますね☆
鼻腔拡張(びくうかくちょう)テープ
鼻づまりで眠れないときに鼻に張ると鼻腔を広げて呼吸を楽にします。
引用 インスタグラム

べにふうき緑茶
べにふうき緑茶のメチル化カテキンという成分が、くしゃみや鼻水を軽減する効果があると言われています。おいしいお茶で症状が楽になるならうれしいですよね♪
引用 インスタグラム
緑茶にはカフェインが含まれているので、飲みすぎには注意してくださいね。
薬を使わないセルフケアをご紹介しましたが、症状が重くてつらい時には、がまんしないで病院で受診することをおすすめします。受診時には、妊娠中であることを必ず伝えてください。
妊娠性鼻炎は治るの?
妊娠性鼻炎は妊娠によりエストロゲンの分泌が増加しておこるので、出産してエストロゲンの分泌が減少すれば症状は治まってきます。10ヶ月近くもつらい鼻炎に悩まされるのはつらいですが、出産の喜びとともに鼻炎もスッキリ治ったら最高ですね♪
まとめ
- 妊娠性鼻炎はエストロゲンの分泌が上昇することでおこる
- 症状はアレルギー性鼻炎と同じ
- 妊娠中は薬をつかわずセルフケアで乗り切ろう
- 妊娠性鼻炎は出産すると治る
妊娠性鼻炎、つらいですね。症状を重くしないためにも、予防をしっかりとしてアレルギー物質を体に入れないようにしましょう!セルフケアは薬を使わず、症状を軽減することが期待できるものをご紹介していますが、合わないと感じたら無理に続けないでください。
鼻炎の症状で眠れないなど、つらい時にはがまんしないで病院に行くことをおすすめします。ストレスは他の体の不調をおこしかねません。妊娠中であることを告げて適切な処置をお願いしましょう。くれぐれも自己判断で市販のお薬を飲むことだけはしないでくださいね。