妊娠初期症状の中に腹痛や下痢といった症状があります。生理痛の痛みなのか、妊娠の症状なのかどっち?と疑った方もいるのではないでしょうか?また、妊娠が分かってからの腹痛や下痢って、流産かも・・・と不安にもなってしまいますよね。
これから妊娠を望む方、すでに妊娠してる方で腹痛や下痢の症状が出ている方も原因や対処法などを知っていれば少しでも不安は取り除けるのではないでしょうか?
今回は、いつから腹痛や下痢の症状が出るのか、またその原因や対処法はどうすれば良いのかなどについて調べてみました☆
身体から出ている重要なサインを見逃さずにいたいですよね☆
もくじ
妊娠初期症状☆いつから腹痛と下痢が始まるの?
それでは、いつから腹痛と下痢という症状がはじまるのでしょうか?
腹痛と下痢で分けてみていきますね☆
腹痛はいつから始まっていつまで続くの?
妊娠初期症状で起こる腹痛は、着床して妊娠が成立した直後から始まるんです。早くに症状が現れるんですね☆
ただし、個人差があるので、あまり腹痛を感じる事なく妊娠が進んでいく人もいます。腹痛は1か月程続き、それから自然とおさまっていきます☆
着床の時期は、生理予定日の約1週間前なので、そのタイミングで腹痛を感じたら妊娠の可能性もあります☆
出た出た。
生理が近づいてくるとなんとなく気持ち悪くなるやつ😇
妊娠初期症状じゃないかと期待させられるやつ😇w— りる❤︎ 一人目妊活中 (@e8ZZZq9Kd9BchMB) 2019年5月11日
引用 ツイッター

下痢はいつから始まっていつまで続くの?
妊娠初期に下痢の症状がでる期間は、人によって個人差があります。
妊娠初期の症状は早い人で、着床した3週目くらいから感じ始めて、だいたい妊娠12週目までに症状が落ち着いてくる人が多いです☆また、下痢が毎日のように続く人もいれば、3日くらいで終わる人もいるなど、大きく個人差があります。
毎日の生活習慣や、ストレスのかかり具合によっても違いが出てきます。
妊娠初期症状の腹痛
腹痛は妊娠初期に誰にでも起こる症状とされていますが、痛みがくるととても不安になりますよね。誰にでもくる・・・といわれても、出来れば自分にはこないで!って思ってしまいます。
それでも、腹痛の原因や対処法が分かれば、少しは安心できるのではないでしょうか?
腹痛の原因
どうして腹痛が起こるのでしょうか?痛みの原因をみていきましょう☆
着床時の痛み(着床痛)
着床痛は、受精卵が子宮内膜に着床した事によって起こる痛みです。排卵して、10日前後~生理予定日の間に痛みを感じます。
実は着床痛、医学的根拠はないとされています。ですが、着床時に痛みを感じている方はとても多いんです。また、生理痛かな・・・と思ってたら、妊娠していたという方もいます。確かに、生理予定日の間に痛みが来ると間違ってしまいそうですよね。
子宮の成長
妊娠初期の腹痛の主な原因は、子宮の成長によるものなんです☆妊娠すると、子宮がだんだんと大きくなって、子宮の筋肉が引き延ばされたり、子宮のまわりの筋肉が緊張したり、周囲の臓器が圧迫される事によって腹痛が起こったりするんです。でもこの痛みは、赤ちゃんが成長してるという証拠の痛みだったりするので、心配はいりません☆★

ホルモンの乱れ
妊娠すると、ホルモンのバランスが大きく変化するので、身体が冷えやすくなったり、つわりのせいで食生活が偏ったりして、身体のバランスを崩してしまいます。その結果、排せつ機能に乱れが出てきてしまって、下痢や便秘で腹痛を起こしてしまうんです。そんな時は、しょうが入りの料理やおじやなどの消化が良くて、身体が温まるようなものを食べてゆっくりしましょうね☆
引用 インスタグラム
レッグウォーマで足元から温めましょう☆★
腹痛の痛みの特徴
「腹痛の痛み」といってもどんな痛みがあるんでしょう。人によって痛み方は様々です☆だからこそ、この痛み方は安心しても良い痛みなのかどうか分かりませんよね。痛みはとっても不安になります。
- 生理痛のような痛み
- ズキズキした痛み
- チクチクとした痛み
- 下腹部痛から引っ張られるような痛み
- ギューッとしめつけられるような痛み
子宮が大きくなろうとしている時に起こる生理痛のような痛みやお腹が引っ張られるような痛みは、一時的なものなので一先ず安心しても大丈夫です☆しかし、ギューッとしめつけられるような強い痛みは注意が必要です。受精卵が子宮以外の所に着床する異所性妊娠(いしょせいにんしん)や、子宮・卵巣の病気が原因で腹痛を引き起こしている可能性もあるので、強い痛みが続く時はすぐ病院へ行きましょう。
引用 インスタグラム
叫んでしまう程の腹痛・・・。しかも続く腹痛。早めの受診で、原因が分かって本当に良かったです☆やっぱり、少し早いかなと思っても、病院へ行く事は大切ですね。
こちらの妊娠初期症状の腹痛と生理前の腹痛ではどんな所がちがうの??も参考にして下さいね☆
妊娠初期症状の下痢
下痢になると流産の可能性もあるのでは?と心配する方も多いようなんですが、その可能性はとても低いので心配し過ぎは禁物です。普段、下痢止めを使用していて妊娠の可能性のある方は薬を控えるようにして下さいね☆それでは、下痢が起こる原因を見ていきましょう。
下痢が起こる原因
どんな原因で下痢が起こってしまうのでしょうか?
自立神経の乱れ
妊娠すると、「hCG(ヒト絨毛(じゅうもう)性ゴンドロピン)」という名前のホルモンが分泌されます。またその他に、妊娠を維持する為に必要なエストロゲン(卵胞ホルモン)やプロゲステロン(黄体ホルモン)などのホルモンが今までの働きとは違った分泌の仕方をするので、ホルモンバランスが変化します。
ホルモンバランスが急激な変化をすると、自立神経にも影響を与えてしまうのです。そのせいで排出機能にも影響が出てきてしまって、下痢になってしまうんです。
プロゲステロン(黄体ホルモン)の腸運動の抑制
プロゲステロン(黄体ホルモン)というホルモンは、「子宮の収縮の抑制」「乳腺の形成」「高温期を安定させる」など、妊娠の維持にとっても重要な女性ホルモンなんです。そのホルモンが、腸の運動を抑制するという働きをして、腸内の水分バランスが不安定になり、その結果下痢や便秘を引き起こしてしまうという訳なんです。
つわりによる食生活の変化・偏り
つわりになると、「水っぽい物」などの喉を通りやすい冷たいものばかり食べてしまい、偏った食生活になってしまいます。特に吐きつわりの人は水分中心の食生活になり、お腹が冷えてしまい胃腸の働きが悪くなることで下痢になってしまうんです。
また食べつわりは、食事量が増えてしまうためつい食べ過ぎになり、その結果消化不良が起こり下痢になってしまう事もあります。
つわりについてはこちら、妊娠初期症状と生理前の食欲の違いは?食欲との付き合い方☆を参考にして下さいね☆
精神的ストレス
妊娠初期は急な身体の変化やつわりのストレス、妊娠・出産の不安など精神的にストレスを感じやすい時です。ストレスで自立神経のバランスが乱れる事で胃腸や排泄機能の働きに影響が出てしまい、下痢になってしまう事があります。
貧血の薬の副作用
貧血の為に飲んでいる薬「鉄剤」を飲む事でも、下痢や便秘になったりすることもあります。鉄剤を飲んでいて下痢になってしまったら一度医者に相談してみて下さい☆勝手な判断で薬の量を減らしたり、飲むのをやめてしまうという事はやめて下さいね。
腹痛・下痢になった時の対処法
腹痛や下痢の症状が現れた時は、どうすればよいのでしょう?
- 食事内容の見直し
- 身体を温める
- ストレスを溜め込まない
- 勝手に判断して薬を飲まない
- 水分補給をしっかりする
とにかく体を温めてリラックスをしましょう☆温かいものを飲むようにしたり、根菜類や生姜、味噌のような身体を温めるような食材を食べるようにして、出来るだけ生ものやアイスクリームも控えましょう。しっかり噛んで食べるという事も心がけて下さいね。
また体調が安定していれば軽く運動もオススメです☆ストレスの発散にもなります♪
引用 インスタグラム

こんな症状には気をつけて!
腹痛や下痢と一緒に次の症状が出た時はすぐに病院へ行ってください!くれぐれも自己判断はしないで下さいね。
- 激しい吐き気や嘔吐が伴い脱水症症状が悪化
- 基礎体温が急に低下
- つわりがの症状がいきなりなくなった
- 生理のような出血がある
妊娠中は、抵抗力が落ちてる為、風邪や胃腸炎などの感染症にとてもかかりやすいんです。また、感染症が流行ってる時には、人混みを避けたり、マスクをつけたり、手洗いうがいをきっちりして予防を忘れずにして下さいね☆
まとめ
- 腹痛や下痢の症状は妊娠直後から始まる
- 腹痛の原因は子宮の成長によるもの
- ギューッと締め付けられる痛みは要注意
- 自立神経の乱れや食生活の変化も原因に
いかがでしたでしょうか?腹痛といっても赤ちゃんの成長してる証だと分かれば少し安心できますね☆色々な原因で腹痛や下痢といった症状が現れますが、決して無理はしないで下さい。自己判断は禁物です!とにかく、身体を温めて、リラックスして過ごしましょうね♪♪