妊娠したら、身体の色々な所に現れる妊娠初期症状。妊娠初期症状ってよく聞いた事がある症状から「え?何でこんな部分に症状が?」っと疑問に思うようなものまで幅広くあったのではないでしょうか?
今回のテーマは、妊娠初期症状の中でも足の付け根の痛みについてです。妊娠したら子宮とは関係のなさそうな足の付け根に、一体どうして症状が現れてくるのか?この事については、私も興味しんしんでした。
そんな奥が深い妊娠初期症状ですが、早速足の付け根の痛みについて掘り下げて見ていきましょう。あなたの疑問が解決されれば幸いです。
妊娠初期症状?足の付け根の痛みについて


妊娠したらおこる足の付け根の痛み体験談
妊娠初期症状の、足の付け根の痛みについての体験談をまとめました。まずは質問からどうぞ。
足の付け根の痛みについて
妊娠初期症状??今週期、排卵日周辺あたりから現在まで(高温期10日目)右足の付け根がズキズキと痛んでいます。
歩くのにも違和感を感じるときがあります。
妊娠初期症状で足の付け根の痛みがある場合があるようですが、排卵期からなのでそれも違うのかなと…。
また今日から今にも生理がきそうな下腹部痛が始まってます。
生理予定日は14日です。足の付け根の痛みの症状は初めてです。
同じような症状で妊娠されていた方、または何らかの病気だったという方がいらっしゃいましたら詳しくお聞かせいただきたいです!
よろしくお願いします。
引用 Yahoo知恵袋(外部サイトへ飛びます)
この方はまだ妊娠が確定していない程の、妊娠超初期にあたる方です。歩くのにも違和感を感じるとなると、確かに「妊娠ではないのなら病気かしら・・」と不安になりますよね。この質問で大事なのは次の回答です。こちらをご覧ください。
3回出産ですが足の付け根の痛みは毎回ありました♪
でも3人目出産後はPMSで毎回、足の付け根の痛みが出るようになりました。
妊娠しているかどうかは五分五分ですが授かっているといいですね。
引用 Yahoo知恵袋(外部サイトへ飛びます)
回答者の方は、なんと3回の出産で毎回足の付け根の痛みを感じたとのこと。妊娠初期症状って、皆基本は個人差、それどころかお腹にいる子供により症状が違うのでは?と感じるほど毎回違うものですが、この方は3回とも足の付け根の痛みを感じられたのですね。次の質問をどうぞ。
妊娠超初期症状(足の付け根の痛み)
皆さんが足の付け根の痛みを感じられてるようですが一体、どこに痛みを感じているんでしょうか?
内側?外側?前?後?
引用 Yahoo知恵袋(外部サイトへ飛びます)
この質問は、今現在進行形で妊娠初期症状で足の付け根に痛みを感じておられる方は気になる事なのではないでしょうか?これに対する回答はこちらです。
内側ですね。
ちょうどリンパ腺あたり、腰骨がでているところが痛くなります。
引用 Yahoo知恵袋(外部サイトへ飛びます)
この方はリンパ腺あたりが痛くなったとのことです。個人差があると分かってはいても、どこが痛むのか?と確認ができると安心感が違いますよね!
足の付け根の痛みはなぜ起こる?
さて、ここで気になるのはなぜ足の付け根の痛みが起こるのか?という事ではないでしょうか。
まずは大前提として、妊娠すると分泌されるホルモン「エストロゲン」と「プロゲステロン」は直接妊娠とは関わりのなさそうな、あらゆる場所に妊娠初期症状をもたらす事があります。
妊妊娠初期症!!口がとっても乾く原因は??対処方法をご紹介!!この記事でも書いている通り、妊娠中に分泌されるホルモンは口の渇きにまで影響することがあるのです。
知っていくと本当に驚きで、「えっ?そんな妊娠と関係の無いところまで?」と驚くくらいですよ。さてそれでは、妊娠中に分泌されるホルモンは何があるのか見てみましょう。
- エストロゲン・・乳房の発達など、女性らしい身体作りを手助けする卵胞ホルモン
- プロゲステロン・・乳腺(にゅうせん)を発育させる黄体ホルモン
- リラキシン・・靭帯(じんたい)を緩める作用がある卵胞ホルモンの一種
これらの、妊娠中に分泌されるホルモンが影響して関節のゆるみが起こります。ホルモン分泌量の変化によって、「足の付け根が痛い」と感じるママが多いとの事です。
なるほど、関節のゆるみが起こるのなら確かに、足の付け根が痛いと感じるようになるのも納得しますね。
そして、足の付け根が痛くなる原因のうちのもうひとつは、赤ちゃんの成長につれてどんどん大きくなっていくお腹。もともと小さかったお腹がどんどん大きくなっていくことで当然、今までそこにあった色々なものが圧迫されていきます。
それは、血管もそのうちのひとつなのです。血流が悪くなってしまうために痛みやだるさ、むくみ等といった症状として現れるということです。
血液量の変化が関係していると言われている妊娠初期症状は、他にもあります。妊娠初期症状の頭痛はどうして起こる??薬は飲んでも大丈夫??この記事では、妊娠初期に起こる頭痛について詳しく書いていますので、合わせてご覧くださいね。

妊娠初期症状と風邪の症状の見分け方


- 体が怠(だる)く感じる
- 熱っぽさがある
- 倦怠感(けんたいかん)
- 頭痛
- 強い眠気を感じる
- 腰痛
- 寒気
- 下痢
- 鼻水、鼻づまり
- 喉が渇く
確かに、こうしてまとめて見ると風邪のときの症状とほとんど変わらないですから、妊娠していても「風邪を引いたかな・・」っと勘違いしてしまうのも頷けます。では次に、妊娠初期には現れない風邪特有の症状を確認しましょう。
- 咳や、喉の痛み
- 発熱
風邪の発症の原因はウイルスです。ですから、そのウイルスの働きを抑えたり体内の免疫機能を整えたりするために発熱や喉の痛みといった症状として現れます。これらは、妊娠初期症状では出ない症状です。細かく見ていくと、確かに2種類の違いというものはあるのですね。
最後に、妊娠初期症状だけに見られる症状も確認しましょう。
- 着床(ちゃくしょう)出血が起こる
- 乳房が張る、痛む
- 下腹部がチクチクと痛む
- 便秘
- 匂いに敏感になる
- 頻尿(ひんにょう)になる
- 情緒不安定になる
下腹部のチクチクとする痛みや頻尿になることなど、細かく見ていくと違うという事が分かりますよね。これらを頭に入れておいて、妊娠だったという時に、正しい行動が取れるようにしておきたいものです。

まとめ
- 妊娠中に分泌されるホルモンは足の付け根にも影響を及(およ)ぼすことがある
- お腹が大きくなっていく事で、血管が圧迫されて足の付け根にまで影響が出る
- 妊娠初期症状は風邪と似ている症状もあるが細かく見ていくと違っている
妊娠初期症状が起こる原因のうちのほとんどは、妊娠中に分泌される女性ホルモンが影響しているのですね。それもそのはず、そのホルモンは女性の身体を、赤ちゃんが育つために少しずつ変えていってくれてるのですから。
身体に起こるさまざまな変化はあまりにもしんどくて「本当に病気じゃないの?」と感じる事も多々あると思います。ですが全てお腹にいる赤ちゃんのためなので、無理をせずゆっくりしながら妊娠期間を乗り越えていけたらいいですね。
あなたの元にかけがえのない素敵な家族が増える日は近いはずです。