妊娠をしたら、身体にいろいろな変化が現れますよね。おりものにも、妊娠初期症状で現れる変化というものがあります。妊娠初期症状は人によって個人差のあるものなので、周りから聞く情報もおりものが【少なくなる】や【多くなる】などバラバラで困っていませんか?
今回は気になるおりものの変化についてと、どうしてそのような症状になるのかについてまとめてみましたので、是非ご覧くださいね。
もくじ
妊娠初期症状、おりものは少ない?多い?



妊娠中のおりものについて
妊娠中は、女性の体には本当に様々な変化が表れます。そして、おりものの変化もそのうちの一つ。妊娠すると、女性の体内に菌が入らないようにとおりものの量が増えることが多いです。身体がお腹の赤ちゃんを守ろうとしてくれるのですね。
こちらももちろん個人差がある事ですが、妊娠中はサラサラで、水のようなおりものが出るという人が多いですね。赤ちゃんを守るために色々なところが変化していって、女性の体って本当にすごいと思います。
このような変化が表れて「もしかして妊娠した?」っと分かることがあるので、普段からおりものの状態はよく観察していて下さい。自分自身の体をよく知るために大事な事です。

おりものに血が混ざる原因は?
妊娠中は、子宮の血流がよくなるので実は出血がしやすくなります。血が出る原因は色々ありますが、自分自身で勝手に判断をせずに医師に相談しましょう。お腹の中の赤ちゃんを守るためです。ここでは、注意して欲しい症状について説明します。
- 早期流産
- 切迫流産
- 絨毛膜下血腫(じゅうもうまくかけっしゅ)
- 異所性妊娠
- 胞状奇胎(ほうじょうきたい)
- 子宮頸がん
早期流産
妊娠12週未満に妊娠が終わってしまうことを早期流産といいます。全体の流産の90%がこの早期流産と言われています。早い段階に赤ちゃんが亡くなってしまうことは辛いことですよね。旦那さんと支え合って、無理をしないように日々を過ごして下さいね。
切迫流産
妊娠して22週未満に、流産と同じ症状が出る事です。その症状は、出血や下腹部痛などが起こるそうです。ですが早期流産と違う所はお腹の赤ちゃんが生きているという事です。大きな違いですね!経過が順調なら何か特別な治療が必要という事は無いのですが、安静に過ごすようにしてください。
絨毛膜下血腫
受精卵が子宮内膜に付着をするときに起こる出血です。そのとき子宮内膜の血管が壊されるために妊娠初期によくみられる症状です。血管が壊されるなんて、妊娠したら体に色々な症状が表れるんですね・・・!
異所性妊娠
読んで字のごとくで、受精卵が子宮以外のところで着床してしまう状態のことをいいます。ほとんどは卵管に着床するそうです。例えば、妊娠の反応があっても子宮の中に赤ちゃんの存在が確認できないときなどに疑う症状です。
こうして見ると、正常に妊娠・出産ができることって本当に奇跡に近いんだなぁと感じますね!
胞状奇胎
絨毛(じゅうもう)が異常に増えて、赤ちゃんを吸収してしまうこともある症状です。とても怖いですね・・・。つわりの症状がひどかったり、おりものが茶色だったりすると注意が必要です。病気が確定の場合は、手術やしばらくの通院が必要です。
子宮頸がん
そして、ほとんどの方が名前を知っているであろう子宮頸がんです。不正出血があった場合、進行している可能性もあります。がんが進行してしまった場合は、帝王切開のち子宮摘出をする場合もあります。

おりものについて

おりものの役割とは?
それではさっそく、おりものの役割について見ていきましょう!
- 膣(ちつ)の中を綺麗に保つ(細菌の感染を防ぐ)
- 受精を手助けする
おりものは、膣のなかに細菌が入るのを防いでくれます。これを聞くだけでも、とても大事なものだと分かりますよね!他には、受精の手助けをしてくれるという役割もあります。こちらは、あまり知らなかったという人も多いのではないでしょうか?
おりものに匂いがするのは、膣内の善玉菌が乳酸菌を分泌するからです。おりものはすっぱい匂いが健康な状態。おりもののチェックは、自分の健康チェックにもなるので私は何か変化が無いかよくチェックをしていますよ。

妊娠出産・育児に悩むあなたのための情報サイトべビラブでは他にも妊娠初期症状に関する記事を書いていますので合わせてご覧くださいね。
まとめ
- おりものは膣内を守る働きがある
- そのため妊娠したら、おりものの量が増えることが多い
- おりものにはその他にも受精を手助けするような働きもある
いかがでしたか?妊娠すると、このようにおりものの量にも変化が現れます。妊娠初期症状はもちろん基本はほとんど個人差なので「私はそんなに違いが分からなかったよ!」という人も多いかもしれません。
妊娠について知れば知るほど女性の体って素敵ですよね!あなたも自分の体の変化をチェックしてみて下さいね。