待ちに待った妊娠をしたけれど、妊娠初期になんだかおりものに血が混ざっているみたい?こんな事があると、誰でも不安になりますよね。
今回は、妊娠初期に出血があった場合は何を基準に見ればいいのか?その後どう対応をすればいいのか?という事について記事にしました。また、最後には妊娠中の貧血についても書いています。あわてずに、落ち着いて確認をして下さいね。
妊娠初期症状?おりものに血が混ざったり出血の原因とは




妊娠中に不正出血が見られたら、どのように対応すればいいのでしょうか?
- 出血の量を確認する
- 出血の色を確認する
出血の量が多かったり、色に変化があるかどうか確認をしましょう。「でも、何をどうチェックすればいいか分からない!」という方のためにひとつひとつ見ていきます。
- さらさら状の血が流れ続ける
- レバーのような塊が出る
- 出血量が生理2日目くらい
- 量が500円玉くらい
- 血液が下着に少しつく程度
- おりものに血が混じる
【緊急度が低い】
量が多かったり、増えていく場合は診察時間を問わずに医師に連絡をして下さい。「今は診察時間じゃないから迷惑だしいいや・・」なんて思って、あなたのお腹の赤ちゃんに何かあったらどうしますか?あなたの身体と赤ちゃんを守るためにも、くれぐれも自己判断で大丈夫だと思わないようにしましょう!

- 真っ赤
- ピンク
- 茶褐色
- 茶色
- 薄茶色
【緊急度が低い】
こういった変化に気づくためにも普段から自分のおりものを観察し、妊娠中は出血などの分かりやすい下着を着用すると、一目瞭然(いちもくりょうぜん)なので安心ですよ。

妊娠初期の注意するべき症状
続きまして、妊娠初期の注意する症状について見てみましょう。
- 異所性妊娠
- 絨毛膜下血腫(じゅうもうまくかけっしゅ)
- 切迫流産
- 胞状奇胎(ほうじょうきたい)
- 早期流産
- 子宮頸(けい)がん
妊娠初期は、気をつける症状もたくさんありますね!これらの症状について詳しく知りたいあなたにはこちらの記事妊娠初期症状★おりものは少ない?多い?おりものの疑問を解説もおすすめです。

妊娠初期のあまり心配が無い症状
次に、妊娠初期にあまり心配する必要のない症状について見ていきましょう。
- 子宮頸管ポリープ
- 月経様出血(着床時出血)
- 子宮腟部びらん
子宮頸管ポリープとは、子宮頸管部から出血するもので子宮頚部に良性のポリープができた状態です。ポリープの状態により違いますが、妊娠中に取り除く場合もあります。良性なので、命に関わるほど心配は無いということですね。
月経様出血(着床時出血)とは、子宮の中からの出血で妊娠の4週目頃に月経時に似た出血があります。ですがその月経時と比べて量も少ない上、2~3日で治ります。とはいうものの妊娠中に出血があったら心配になりますよね・・。
子宮腟部びらんとは、膣(ちつ)からの出血で奥の子宮に近い部分がただれている状態の事です。ただれている、なんて聞くとものすごく怖いイメージがありますが生理的なものなのであまり心配はいりません。落ち着いて、お医者さんに連絡をするのをおすすめします。

妊娠初期の貧血について

妊娠すると、お母さんの体重が増える、赤ちゃんの血液を確保するといった理由で血液量が上がります。ですが、ホルモンの影響や身体の変化などにより自律神経が不安定になります。お腹に一つの命を宿しているのですから、身体もどんどん変化していきますよね。
そうなると、血液を上手くコントロールできなくなり、脳に血液が届きません。この状態を脳貧血、といいます。脳貧血が普通の貧血と違う所は、赤血球が少なくなったという訳では無いという所です。
細かな違いがあって少しややこしいと感じるかもしれません。自覚症状が無いことが多く、妊婦さんは少しずつ進んでいく貧血に身体が慣れてしまいます。そのため普段から意識して鉄分の多い食事を摂ることが大切です。確かに私も、妊娠中脳貧血だったらすごく症状が重くなるまで気づかずにいそうですね・・。
ここで、鉄分の多い食材をリストに挙げてみました。赤ちゃんの事も大切ですが、あなたの身体も大事にして下さいね。
- ほうれん草
- あさり
- 木綿豆腐
- さんま
- 卵
- 切干大根
大豆製品と野菜は、動物性タンパク質と一緒に摂るようにします。色々な食材を組み合わせる事で、栄養も賢く摂れますよね!また、鉄性の鍋を使って調理をすると、少量の溶けだした鉄分が料理にも含まれます。
つわりなどで体調が悪くないときに、切干大根やひじきなどを作り置きして少しずつ食べることもおすすめですよ。私も料理の工夫をして、妊娠中の貧血に気をつけていました。
まとめ
- 不正出血は、その量や色を確認しよう
- 心配の無い出血もあるが、出血が見られたら医者に相談をしよう
- 出血したからといって必ずしも危険な症状ということではない
- 妊娠中は、鉄分も多く摂ろう
一口に不正出血と言っても、色々な種類の出血があり、色や量など、チェックすべき部分も分かりましたね。お腹の中に命が宿っているときに不正出血なんてあれば不安になる気持ちも分かります。
ですが、あなたはもう母親なのであってお腹の子の命を守れるのはあなたしかいません。取り乱したりせずに、なるべく落ち着いた大人の対応をして、できる限りお腹の中の赤ちゃんを守ってあげて下さいね。あなたのお腹の赤ちゃんが、元気に育ってくれますように。