妊娠をすると「まさかこんな部分にまで?」と感じるような身体の部位に、妊娠初期症状が現れることがあります。実際に私も、妊娠初期症状に関する記事を書く上で、色々と勉強をしていて何度も驚かされました。
今回のテーマは「残尿感」と「尿漏れ」についてです。残尿感や尿漏れを感じるなんて、若い女性なら特に他の人にも相談できずに自分一人で悩んでしまいがちですよね。
この記事を読んで、少しでもあなたの不安を解消することができれば幸いです。他にも、色々と不安な事もある妊娠中を、一緒に乗り越えましょう!
もくじ
妊娠初期症状で残尿感と尿もれがあるの?


妊娠中には頻尿(ひんにょう)になるという症状があります。これはホルモンバランスの変化や子宮が大きくなり腎臓が圧迫されるといった事が原因で起こることです。
ですが残尿感に加え、排尿時に痛みを感じる場合は膀胱炎(ぼうこうえん)の可能性がありますので、お医者さんに相談する事をおすすめします。
また、妊娠中に分泌される黄体ホルモン(プロゲステロン)の影響で、膀胱や子宮の筋肉が緩みやすくなっています。そのために、妊娠初期から尿漏れに悩まされる妊婦さんも多いと言われています。
妊娠中に感じる尿漏れは、子宮の筋肉が緩(ゆる)むところから来ているのですね。このように妊娠中は、身体のあらゆる箇所に妊娠初期症状として症状が現れる可能性がありますので、何か普段と違うことが身体に起こっても、慌てない事が特に大切です。
例えば、妊娠初期症状で歯痛が起こる場合があります。妊娠と歯痛なんて一体なんの関係があるの?と分かりづらいですよね。この記事妊娠初期症状で歯痛が起こるのはなぜ??妊娠中の口内トラブルについてでは、妊娠初期症状と歯痛の関係について詳しく書いているので合わせてご覧ください。
妊娠と頻尿について

- 妊娠をして血液量が増える
- 黄体ホルモンの影響が出る
- 妊娠をして子宮が大きくなる
妊娠をして血液量が増える
妊娠中は、ママの腎臓に流れる血液の量が増えます。ですから、ママの腎臓には大きな負担がかかるようになります。そのために腎臓の働きが活発になり、その影響で尿の量が増えたり尿が出やすくなります。
子宮と腎臓は関係ない、と思いがちですが理由が分かると「なるほど、そうだったのか」って納得できますよね!
黄体ホルモンの影響が出る
妊娠中に分泌される黄体ホルモンには、子宮の筋肉を緩める働きがあります。これから、大きくなる赤ちゃんのために子宮も大きくしていくのですね。ですが、この黄体ホルモンの分泌により膀胱の筋肉まで緩められてしまう場合があります。
この症状には個人差があるため、中には頻尿の症状として現れないという人もいます。全ての症状には個人差があるため、「私にはこの症状が無いから、もしかして赤ちゃんに何か異常があるんじゃ・・?」と、あまり考えすぎないようにすることが大事ですね。
妊娠をして子宮が大きくなる
特にだんだんお腹が大きくなってくると、子宮の前にある膀胱が圧迫されます。ここまで来ると「大きくなってきた子宮に圧迫される」という物理的な問題なので、頭で理解もできますよね。
そうなると必然的に、尿を溜めておける容量が少なくなります。そのために頻尿の症状として現れたり、激しい残尿感を感じたりするようになるのです。
私は子宮をエコー検査で見るために、尿をためてから検査をした事が何度かありますが、これは子宮と膀胱の位置から関係している事なのですね!
子宮と腎臓のように一見、妊娠と関係の無い部位に症状が現れることもあれば、あると思っていた症状が無い場合もあります。妊娠初期症状で胸の張りがないのはなぜ??感じ方は人それぞれこの記事では、妊娠初期に胸の張りを感じなかった場合について書いていますので合わせてどうぞ。
妊娠中におこるつわりについて


つわりとは?
まずは、つわりとは何なのかという事から確認していきましょう。
妊娠初期症状だけではなく、つわりにも個人差があるのですね。空腹時は吐くものが無いために、特に辛い症状になってしまいます。
それとは逆に食べづわりという、常に何かを食べていないと吐き気を感じてしまうつわりというものもあります。これになると、妊娠中の体重を管理するのに気を遣いとても大変です。
食べづわりの日々。
7時朝食
↓
9時前 出勤直前更衣室でおにぎり
↓
11時 給食
↓
14時 パンかじる
↓
15時 おやつ
↓
16時半 帰っておやつ
↓
18時 晩ご飯
↓
21時前 夜食【考察】
2〜3時間でお腹が空く。
空腹が怖くて食べ過ぎると吐く。
お腹空いても吐く。
結局吐く。#妊娠5ヶ月 #食べづわり— キャナコ@ノリと勢いだけの2児ママ (@canako358) 2018年8月17日
引用 ツイッター

つわりはいつから始まるの?
ほとんどの場合、つわりというのは妊娠初期に多い症状だと言われています。特に、早い人の場合は「あれ?生理が遅れているな」と感じた頃にもう、つわりの症状が出始めるという人もいます。
つわりは、妊娠の4週から15週目辺りまで続くケースが多いと言われていますよ。私も一人目の妊娠の時は、まずつわりから症状が出て「これがつわりなんだ・・!」なんて思いました。
つわりにも個人差があり、妊娠後期までずっと続いたという人もいれば羨ましい事に妊娠中全く経験しなかったわ、といった人までさまざまです。
#つわり でしんどくて無気力で仕事や家事が思うように進まず「今日も何もできなかった」と自己嫌悪になってしまう妊婦さんへ…
何もできなかったなんてことありません!今日もお腹の中で人を育てていました!!!— えんみちゃん (@emmi__chan) 2019年6月18日
引用 ツイッター

まとめ
- 妊娠初期の残尿感は膀胱炎の可能性もあるので注意しよう
- 妊娠中に出るホルモンは、腎臓にまで影響が出る事がある
- 妊娠中の症状として頻尿もある
妊娠中に分泌されるホルモンは身体の思いがけない部分に影響を及(およ)ぼすという事が分かりました。知識が無いと病気なのか、妊娠初期症状かどうか分からない事も多いので、自分で調べてみる事も大事ですし、どうしても不安ならお医者さんに相談してみるという選択肢もあります。
むやみに不安になりすぎないようとはお伝えしましたが、妊娠中はとても不安なものです。ですがあなたは一人ではありません。助けを求めたら、親身になって聞いてくれる人たちも少なからず周りにいるはずですよ。今一度冷静になって、周りを見渡してみる良い機会かもしれませんね。