妊娠初期症状でよく起こると言われている、頭痛と腹痛。可愛い赤ちゃんのためだからしょうがないっ・・!って思っても、やっぱり「腹痛は分からなくはないけれど、どうして頭痛が起こるの?」とか「対処法が知りたい!」など疑問も多いはずです。
今回の記事では、そんな妊娠初期症状の頭痛と腹痛についてまとめてみました!原因や対処法を理解することが、少しでもあなたの心の不安を消す要素になりますように。
もくじ
妊娠初期症状で起こる頭痛や腹痛について



妊娠初期症状で起こる頭痛の原因
妊娠初期症状で頭痛が起こるはっきりとした原因は、まだよく分かっていないのが現状です。ですが、以下のことが原因だといわれています。
- 妊娠によるホルモンバランスの変化
- 鉄分の不足
- 運動不足
このように、ホルモンバランスや体の変化により頭痛が出るようになったという人もいれば、逆に偏頭痛(へんずつう)持ちであったのに妊娠したら出なくなった、という人もいるのです。妊娠後の女性の体の変化って、本当に不思議ですよね!
妊娠によるホルモンバランスの変化ももちろんですが、頭痛の原因としては鉄分の不足や運動不足もあるといわれています。妊娠をすれば、赤ちゃんにお母さんの体の鉄分が行くので鉄分を失って貧血になりやすいです。確かに、妊娠すれば赤ちゃんに栄養が使われますからね!
妊娠すると運動不足になりやすく、そして妊娠前まで出来ていた運動が出来なくなるストレスから体が緊張してしまう事も。すると、筋肉が固まってしまい頭痛を起こしやすいということです。妊娠中は、思いがけない事がストレスになるんですね。


妊娠初期症状で起こる頭痛の対処法
妊娠初期症状で起こる頭痛の対処法は以下の通りです。
- 目の周りをタオルで冷やす
- 首、肩をタオルで冷やす
- 部屋の空気を入れ替える
妊娠初期症状の頭痛には、このような対処法もあります。妊娠中は、私もこの症状がいつまで続くのかな?と不安になりましたが、こういった対処法を上手に使って痛みを和らげることができたらいいですね。
私は妊娠前生理痛がひどい時がありましたが、そういう時でも「こうすれば痛みが随分マシになる」という方法を一つでも知っているときと知らないときとではかなり精神的に感じる負担が違いましたよ。自分に合った対処法を知っていることは、ストレスの軽減にも繋がるのです。
妊娠中は自己判断で薬が使えないので辛いところではありますが、妊娠中に使える頭痛薬などもあるので医師に妊娠中であることを告げて頭痛が辛くて困っている、ということを相談してみるのもいいでしょう。
妊娠中に使える頭痛薬があるというのは、知らなかった人も多いのではないでしょうか?
妊娠初期症状で起こる腹痛について


妊娠初期症状で起こる、腹痛の原因はこちらです。
- ホルモンバランスの変化
- 子宮が大きくなるため
- 子宮を支える組織が引っ張られるため
妊娠初期の腹痛には、色々な感じ方をするものがあります。下腹部が重く感じられたり、チクチクするような痛みだったり本当に人それぞれなのです。
下腹部痛を感じる場合は、妊娠によるホルモンバランスの影響と言われています。なぜなら、妊娠初期に多く出る黄体ホルモンが腸のぜんどう運動を弱める働きをするからです。女性の体は妊娠すると、全ての器官が赤ちゃんのために働きだすのですね!
その他には、脱水して便秘になった時に感じる場合もありますよ。
そして当然ですが、赤ちゃんの成長と共に子宮もどんどん大きくなっていきます。子宮を大きくするために筋肉が引き伸ばされるので、それによって痛みを感じることがあります。筋肉が引き伸ばされる・・ってなんだか痛そうな響きですよね。
その他には、子宮を支えている靭帯(じんたい)という、コラーゲンの繊維でできている結合組織が引っ張られるために起こる痛みもあります。なので、痛みの感じ方としては「内側から引っ張られるようだ」というものも多いそうです。
妊娠初期症状の腹痛の対処法

- なるべく安静にすること
- 体を温めること
- ストレスを減らすこと
安静にして、ストレスをなるべく減らすことがいいというのは、ご存知の方も多いと思います。体を温めるということについては、腰や足先などを冷やさないように腹巻きや、レッグウォーマーなどといったものをつけるのもおすすめです。
妊娠する前は、お腹を温めればいいものだと思っていたので、お医者さんからそう聞いて驚きました!
また、さっきも書きましたが自分に合った痛みの対処法を知る事もストレスの軽減には大事だと思いますよ。

まとめ
- 腹痛や頭痛が起こる原因はホルモンバランスの変化が多い
- 薬が飲みたい時は必ずお医者さんに相談を
- 安静にして過ごそう
- 温めるなどといった対処法もある
いかがでしたか?やっぱり、対処法を知っているときと知らないときでは何でも心構えというものが違ってきますよね。赤ちゃんの事を考えるのはもちろん大事ですが、ママの身体のことを考えることも同じくらい大事なのです。
よく耳にする【妊娠は病気じゃない】という言葉に込められている本当の意味は、「病気じゃないから医者に行ってもその辛さを回復させる薬が何も無い、だから大変だね。」といったニュアンスの言葉であって決して「妊娠したからといって甘えるな」といった意味ではありません。
まだ出産前だというのにたくさんの痛みを伴(ともな)って辛いでしょうが、この調子でママへの道を歩いていって下さい。その先にはきっと、何事にも変えがたい幸福があなたを待っていますよ。