よくSNSで見かけるようになった葉酸サプリ。あなたは利用されていますか?
サプリメントは何だか高そうなイメージや、本当に効果はあるかなど気になることも多いですよね。妊娠中には、なぜ葉酸サプリが良いと言われているのでしょうか?またいつまで摂取すると良いのでしょうか?
今回は、妊娠中におすすめの葉酸サプリはいつまで摂取するべきなのかだけでなく、摂取量やどうして葉酸を摂ることが良いのかご紹介していきます♪
もくじ
妊娠中におすすめの葉酸サプリ!摂取時期はいつまで?

妊娠中に葉酸サプリの摂取をする方は、どんどん増えていますよね!「体に良いものだから」と摂取を始めたはいいけれど、いつまで飲み続けるべきなのか・・・そもそも葉酸とはなにか、そしていつからいつまで摂取すると良いのかご存知ですか?
そもそも葉酸って?
葉酸とは、水に溶ける水溶性ビタミンの一つであり、ビタミンB群の仲間です。主なビタミンB群が含まれる食べ物は、枝豆やほうれん草、牛レバーやかつおなどがあります。意外と、普段から何気なく食べている食べ物が多いですよね♪
こういった葉酸を、妊娠中に摂取することで様々な効果を得られると言われています。しかし葉酸は、加熱によって失われやすく、尿などとして排泄されやすいことから、食事のみで補(おぎな)うことは難しいと言われています。
そのため、葉酸のサプリメントが主流なんですね♪妊娠中は、つわりで食事を摂ることが辛い人もいるので、サプリメントなら手軽に摂取できて良いですよね☆
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葉酸はいつからいつまで摂るべき?
葉酸は、食事だけで摂ることが困難だと分かりましたが、いつからいつまで摂取すると良いのでしょうか?
妊娠3ヶ月前~授乳期までの摂取が好ましい
葉酸の摂取時期は、厚生労働省から定義されています。妊娠中期頃からは意識して摂取しなくても良い印象があったので、出産後も摂取した方が良いということに、驚きました!
葉酸は、十分な量を摂取することで赤ちゃんが神経管閉鎖障害という、先天的に脳や脊椎(せきつい)がうまくくっついていない状態となるリスクを低下させることが期待できます。この障害が起こると、無脳症や脳の発育が進まないこともあるため、非常に危険な障害です。

ここで「どうして出産後も葉酸を摂取した方が良いの?」と思いますよね。実は葉酸には、血液を作るために大事なビタミンが含まれているので、授乳が終わるまでは摂取すると良いのだそうです。ママの血液から母乳ができているため、授乳が終わるまでということなんですね!
その他にも、産後のママの体の回復を早めたり、ホルモンバランスを整える働きや、産後鬱(うつ)の予防も期待できると言われています☆出産後は、育児に追われて体の疲れも取れにくいので、積極的に摂取したいですよね♪
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葉酸サプリの摂取量は?
葉酸サプリの必要性は分かりましたが、摂取量はどれくらい必要なのでしょうか?
- 18歳以上の女性:240㎍(マイクログラム)
- 妊活中~妊娠3ヶ月:240㎍+400㎍=640㎍
- 妊娠4ヶ月~出産まで:240㎍+240㎍=480㎍
- 産後~授乳期:240㎍+100㎍=340㎍
摂取量を気にせずに同じ量を飲んでしまいそうですが、その時によって摂取量は決まっています♪ずっと同じ摂取量だと思っていたので、驚きました!
まず基本として、18歳以上の女性に必要な葉酸は240㎍です。ブロッコリー4分の1株(約50g)あたり、葉酸は105㎍含まれているため、その他の枝豆やほうれん草も合わせて摂取することで、必要量は簡単に満たせそうですよね♪
しかし、妊活中からは240㎍だけでは不十分なため、摂取量が倍以上必要になります。これでは、確かに食事から摂ることは難しいですよね・・・葉酸サプリのほとんどが、400㎍摂取できるようになっているのは、このことが理由なんですね!

妊活中~妊娠3ヶ月
妊活中~妊娠3ヶ月までは、葉酸の必要量は640㎍です。非常に多く感じるかもしれませんが、これは妊娠中の貧血防止と、お腹の赤ちゃんの正常な発育を促(うなが)すためです。
妊娠すると、ホルモンバランスの変化により血液量が増加しますが、赤血球を作るのが追い付かず貧血になりやすいと言われています。確かに、私も妊娠中は立ちくらみなどが多かったので、怖かったです・・・
葉酸を摂取することで、先ほどお話した神経管閉鎖障害を防ぐだけでなく、ママの体の赤血球を作る作用を促す効果もあるため特にこの時期は葉酸が必要です♪640㎍と言うと、食事だけで摂取しようとするとブロッコリー1株と2分の1株食べる必要があり、とても摂れそうにないですよね。
無理に食事だけで摂取しようとせず、サプリメントも合わせて摂ることが非常に重要な時期と言えます☆
引用インスタグラム

妊娠4ヶ月~出産
この時期の葉酸の必要量は、480㎍です。妊活中や妊娠初期の頃に比べると必要量は減りましたが、まだまだ食事だけで補うことは難しいですよね。
妊娠中期や後期は、お腹の赤ちゃんの成長に伴(ともな)ってママのお腹もぐんぐん大きくなる時期です。この時期になると、妊娠初期の頃と比較してもママの血液量は急激に増加しています。しかし、やはり赤血球を作るのは追い付かないため葉酸が多く必要です。

先ほどもお話した通り、葉酸には血液を作るために必要なビタミンが多く含まれています。血液量が不足すると、貧血を起こすだけでなく妊娠高血圧症候群や、子宮内胎児発育遅延(ちえん)と言うお腹の赤ちゃんの臓器などが未成熟な状態になりやすいそうです。
お腹が大きくなると特に、立ちくらみやめまい・貧血が怖いですよね。この時期も、気を抜かずに葉酸を摂取した方が良いのですね♪

産後~授乳期
授乳中は、妊活中~出産までの頃に比べると必要量は減り340㎍必要です。しかし、この時期は体の疲労回復を完全に待つ前に、育児が始まり、食事をきちんと摂ることが難しい時期ですよね。特に初産の場合、不安や心配も大きく食欲不振になる人もいるかと思います。
そういった時に、やはりサプリだと摂りやすいので良いですね☆実は、体内の葉酸濃度が高いと、質の良い母乳も出やすいためママだけでなく、赤ちゃんにとっても良い効果があるんです!
産後の疲労回復や、ホルモンバランスを整えながら、赤ちゃんのためにも効果がある葉酸はすごいですね♪

葉酸の過剰摂取
これだけたくさんの良い効果があるのであれば、たくさん摂った方が良い!と思ってしまいますよね。しかし、たくさん摂取したからと言ってその分高い効果があるわけではありません。
1㎎(1000㎍)を超えないように注意する
食べ物のみから摂取しようとしている場合は、過剰摂取に注意する必要はありません。しかし、葉酸サプリは吸収率が良いだけでなく、手軽なため注意しなければ簡単にこの上限を超えてしまいます。摂取しやすいことにも、意外なデメリットがあるんですね・・・
極稀ではありますが、副作用として食欲不振や吐き気、発熱やじんましんなどを起こし葉酸過敏症になることもあります。何事も、適量が良いです♪葉酸サプリを利用している方は、摂りすぎていないか確認してみてくださいね☆
葉酸サプリの摂取をオススメする理由
葉酸サプリは、お腹の赤ちゃんのためだけでなくママの体にとっても良い成分が多く含まれているサプリメントです♪通常の食事量ではなかなか補いきれない成分を、錠剤で簡単に摂れるのは魅力ですよね☆
しかし、妊活中などにも葉酸が必要と言われ始めたのは、2000年の12月以降からでした。どうしてこの時期に、厚生労働省などから発表があったのでしょうか?
- 晩婚化が進んだことにより高齢出産をされる方が増えた
- 栄養バランスが崩れやすくなってしまった
高齢出産は、様々なリスクが伴いますが中でも、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病にかかる割合が、35歳未満の方と比較すると約2倍ほど確率が上がってしまうそうです。どの年齢であっても妊娠を望む気持ちは変わらないので、とてもショックですよね・・・
その他には、食事内容も急速に変化したことにより、魚離れが進みカルシウムなどの摂取量が減っていき栄養バランスも崩れやすくなってしまったためだと言われています。確かに、ファーストフードも今ではお店が多いので、ついつい手軽で好きなものばかり摂りがちですよね。
こういったことから、不足しているビタミンやミネラルを凝縮した葉酸サプリが勧められるようになりました♪しかし、サプリメントだけでなく食事内容にも、やはり気を付ける必要があります!
献立を考えたり、料理を作るのは大変で面倒に感じる時もありますが、宅配サービスでも栄養バランスが考えられたものが増えているので、合わせて利用してみるのも良いですね☆しかし一番大切なのは、無理しすぎないことです♪
まとめ
- 葉酸は水溶性ビタミンの一つ
- 葉酸の摂取は、妊活中~授乳が終わるまでが理想
- 摂取量は、妊娠の週数や状況によって異なる
- 食事だけでは補いきれない葉酸をサプリメントで手軽に
インスタグラムなどでも、葉酸サプリについて目にすることがとても多いですよね。それだけ、サプリメントを利用している人が多く、効果も感じられているということなのかもしれません♪
妊娠中だけでなく産後も、食欲がなかったり、時間が取れず食事を抜いてしまったり、中々意識して葉酸を食事だけで摂ることは難しいため、ぜひこの記事をきっかけにサプリメントも合わせて利用される方が増えると嬉しいです。
そして何よりも妊娠を望んでいる方、お腹の中に赤ちゃんがいる方、すでに出産された方は、ご自愛くださいね♪健康な体は、とても大切なことです!無理なくマタニティライフや、育児を楽しんでください☆