妊娠中はいつもと違う自分に戸惑(とまど)うことも多いと思います。体調の変化はもちろんですが、心もいつもとは違う状態になってしまいます。些細(ささい)なことでイライラしてしまったり、いつもなら気にもならないことで涙が出てしまうこともあるかもしれません。
自分の体調の変化に戸惑って、ストレスを感じることもあると思いますが、ストレスはお腹の赤ちゃんにどのような影響をもたらすのか調べてみました。自分の体や心の状態を知り、少しでも不安がなくなるようにしたいですね♪
妊娠初期に感じやすいストレス
妊娠初期は一番トラブルが起こりやすい時期と言われており、母体側の問題や、染色体(せんしょくたい)異常の問題などどうすることもできないことも多いのです。加えて、月経に似たような症状も現れ、全身のだるさ、食欲不振、便秘、下痢、吐き気や頭痛も多くみられます。
このような体調の変化と合わせて、お腹の赤ちゃんが元気に育っているのかと不安になったりもしますよね。いつも通りの生活ができないため、妊娠中はストレスをためないほうがいいと分かっていても些細なことでイライラしてしまったりします。


- パートナーがつわりのしんどさを理解してくれない
- いつも通りのペースで家事がはかどらない
- 好きなお酒が飲めない
- 通勤すらしんどい
- 仕事中も眠気が襲(おそ)ってくる
これらは日常生活の中でよくあるストレスですが、一番多いのはやはりパートナーに理解がないというところにストレスをためる方が多いようです。つわりや眠気などは個人差も大きいのでパートナーや周囲の人たちに理解してもらえないという現状がストレスを増やす要因となっています。
妊娠初期のストレスによる影響
では妊娠初期のストレスでお腹の赤ちゃんにはどのような影響があるのでしょうか。赤ちゃんはママの子宮に流れている血液から栄養をとっていますが、ストレスは血管を収縮させる作用があるため、血流が悪いと栄養不足になってしまいます。
その結果発育不全や、流産・早産のリスクが上がってしまうのです。流産や早産の危険はストレスだけが原因ではありませんが、少しでも流産のリスクを減らして赤ちゃんを育ててあげたいですよね。


妊娠初期はまだまだ不安定な時期なので、できることなら心穏やかに過ごしたいですよね。ではストレスをなくすためにはどのように過ごせばいいのでしょうか。妊娠中は様々な制約(せいやく)がありますが、その中で上手にストレス解消できる方法をご紹介したいと思います!
妊娠中のストレス解消法
いつもと違う体調や、パートナーの理解が得られないことなどがストレスになっている場合は上手にストレス解消したり、パートナーと話し合ってみることで楽になることもあります。どのようなストレス解消法があるのかご紹介しますね♪
まずは規則的な生活を!
イライラしたりする心のストレスだけではなく、疲れがたまっていたり、睡眠不足や栄養不足もストレスとなります。早寝早起き、三食バランスよく食べるなど生活習慣の見直しからはじめましょう。食生活をきちんとすることで体のストレスがなくなり赤ちゃんを育てる力もついてきます。
つわりでしんどい中料理をするのは大変なので、サプリメントの摂取(せっしゅ)なども手軽でいいですね。
妊娠中におすすめの葉酸サプリはいつまで飲むべき??摂取量は??で妊婦さんにおすすめのサプリメントや、流産の原因になる薬は?飲んではいけないサプリメントも紹介しますでは、摂取してはいけないものを紹介していますので是非参考にしてみてくださいね。

パートナーと話し合ってみよう!
妊娠中は風邪などの病気の時とは違い、見た目では分かりづらいので体調がすぐれないことがなかなか理解されにくいこともあります。自分自身もしんどいけれど、甘えなのか、本当に動けないのか分からなくなったりしますよね。
そんな時はパートナーとしっかり話し合い、理解して協力してもらいましょう。「いつも通り家事ができない」「つわりが辛くてご飯が作れない」など、我慢しなくていいのです。ママはパパに代わって大切な赤ちゃんを育てています。
赤ちゃんが産まれてくる前からパパの自覚を持ってもらい、家事など協力できるところは協力してもらいましょう。パパの仕事が忙しいなどで時間がなかなか取れない方は家事も休みながらするようにしましょうね。

仕事がつらい!
お仕事をされている方は、つわりやだるさなどがあってもなかなか休めなくて辛いですよね。仕事を続けるか辞めるかで悩んだり、周囲に理解が得られなくて辛かったり、同僚に負担をかけてしまっていると申し訳なく思ってしまったり、様々なことでストレスを感じると思います。
会社や職種によって休みが取りにくかったりと状況は様々なので、まずは自分自身でできることをやってみましょう。通勤時は満員電車を避け、お腹が圧迫(あっぱく)されないように気を付けましょうね。また立ちっぱなしになっているのも、むくみの原因となるのでよくありません。
座りっぱなしの仕事の方は時々立ち上がるようにしましょう。同じ姿勢が続いているとむくみや静脈瘤(じょうみゃくりゅう)、腰痛の原因となることがあります。


まとめ
- 妊娠初期のストレスは血管収縮につながり流産のリスクが増える
- 規則正しい生活などまずは生活習慣を見直す
- 周囲の人に感謝の気持ちを伝えながら自分ができることをする
今回は妊娠初期のストレスが与える影響や、解消法についてお話ししました。妊娠中は肉体的にも精神的にも不安定になりやすいときなので、パートナーや周囲の人に理解してもらいながらお腹の赤ちゃんとの今しかできない時間を楽しみましょうね♪