流産手術後、新しい命をお迎えしたいという思いからパートナーとの性行為を始めた方いるかもしれませんね。ですが、性行為中や事後に「痛み」を感じ不安を覚えた事がありませんか?
人にはなかなか言いにくい内容なので、恥ずかしさから相談できないですよね。「なぜ痛みがあるのか?」「何か病気なのではないのか?」と心配は積もるばかり・・・。

今回は流産手術後に性行為をして痛みを感じた方に向けて、痛みの原因や術後いつからして良いのかについてご紹介します!
流産手術後に性行為をすると痛みがあるのはなぜ?

手術後、性行為をした時に痛みを感じた人はいるのかどうか気になりますよね。「もしかして、自分だけ?」と思っている方もいるのではないでしょうか。安心して下さい!あなたと同じ様に手術後に性行為をして痛みを感じた先輩ママさん達がいる事が分かりました。

- 性行為後、膣(ちつ)の入り口付近にヒリヒリとした痛みを感じた。
- 手術後、出血もなくなりお腹の痛みも無くなったのでパートナーと性行為をしたが、痛みを感じた。
- 手術はしていないけど、流産による出血も止まり性行為をしたら再び出血した。
手術の有無関係なく、性行為をして痛みを感じている方がいるのです!妊娠前までは大丈夫だったのにも関わらず、手術後に突然痛みを感じたら驚きますし不安にもなりますよね。では、なぜ痛みを感じてしまうのでしょうか?


なぜ痛みがあるの?

流産手術後に性行為をして痛みを感じたら、「子宮の状態が悪化してしまったのかな?」「子宮を傷つけてしまったのかな?」と不安になりますよね。しかし、手術後の性行為で感じる痛みはホルモンバランスの変化によるものだと考えられています。
手術後の体は子宮の回復に集中しており、それによってホルモンバランスが乱れます。ホルモンバランスの乱れによって、膣などに潤(うるお)いが足りなくなり痛みを感じるのです。また、手術後の子宮は妊娠前の状態に戻る為に収縮(しゅうしゅく)もしています。
その為手術後は腹痛があるので、その痛みもなくなり子宮が安定していても性行為時の子宮の収縮でまた痛みを感じる事もあるのです。また、手術をしていなくても痛みを感じる場合も、同じ事が理由として言えます。

流産手術後の性行為はいつからして良いの?

手術後しばらく安静にしなくてはいけませんが、新しい命をお迎えしたい時やパートナーとのスキンシップをする時に、いつから性行為をして良いのか悩みますよね。子宮の状態やお医者さんによって意見は分かれますが、大体手術後2週間は空けて出血が止まってからが良いとされています。
手術後の子宮は、妊娠前の状態に戻す為に回復をしています。その中で性行為をおこなうと雑菌(ざっきん)が入り炎症を起こしてしまう可能性があるのです。炎症をおこしてしまうと、子宮に負担がかかってしまい新しい命をお迎えをする事が難しくなってしまうので、気をつけましょう。


手術後の女性は、体も心もお疲れの状態です。新しい命をお迎えしたい気持ちもパートナーとのスキンシップをしたい気持ちも分かりますが、まずはしっかりと体や心のケアを優先してあげて下さい。
流産手術後、次の妊活に向けて気を付けることは?

手術が終わり子宮の回復や次の妊活に向けて、安静以外にも気をつけておく事を確認しましょう。新しい命を迎える為にも、体を万全(ばんぜん)な状態にしましょうね。
- 健康的な食生活と、適正体重
- タバコを止め、お酒の量を控える
- ストレスを上手く発散する
- 睡眠をしっかりとる
- 規則正しい生活を送る
詳しくは、流産後の妊娠に気をつけることは!?妊娠しやすい体づくりがポイント!!でご紹介しているので、ぜひご参考にしてみて下さい。基本的な事ばかりかもしれませんが、自分1人だけの体だけではなく、小さな命も預かる身ですので・・・。

まとめ
- 流産手術後の性行為で痛みを感じる人がいる。
- その原因はホルモンバランスや、子宮の収縮にある。
- 手術後の性行為は、約2週間は空けた方が良いとされている。
- 新しい命をお迎えする前に、手術後はしっかりと体と心をケアすること。
流産手術後の性行為で、痛みを感じるのは自分だけではないと知って安心した方もいるのではないでしょうか。なかなか人に相談し辛い内容なので、この記事で安心して頂けたら嬉しいです。
手術後の体はとても繊細なのでまずは焦らず第一に自身の体と心をご自愛(じあい)して下さいね。そして、体と心が落ちつき新しい命をお迎えしたいと思った時にその準備をしましょう!