体調が悪くなったとき、妊娠中だとなんの薬を飲んだらいいのか悩む事ありませんか?あまり薬を飲むのは良くないと言われていますが、免疫力(めんえきりょく)が低下していることもあり気を付けていても風邪をひいてしまったりしますよね。
そして、病院に行って薬を出してもらっても本当に飲んでいいのか不安に思う妊婦さんもいらっしゃるのではないでしょうか。そんな時、飲んではいけない薬を知っておけば体調が悪くなっても安心ですよね☆
今回は不安に思っている方に、流産に繋がる薬には何があるのか?そして特に飲んではいけない時期はいつなのか?について紹介していきます!この記事で、少しでも妊婦さんの不安がなくなればうれしいです♪

薬を飲むとなぜ流産の原因になるの?

お母さんが薬を飲んだ時、種類によっては、お母さんと赤ちゃんをつなぐ胎盤(たいばん)から薬の成分が入ってしまうんです。1度赤ちゃんの体内に入ってしまうと、赤ちゃんが尿と一緒に出しても羊水(ようすい)から再び赤ちゃんの体に入っていきます。
こうして薬の成分が赤ちゃんの体に残ってしまって、成長に影響(えいきょう)を与えてしまうのです。成長の影響には、奇形(きけい)や発達障害(はったつしょうがい)などがあり、この影響で死産になってしまう可能性があることが確認されています!

薬を飲んだ時の影響は?

もし薬を飲んでしまった時にはどんな影響が起こるのでしょうか?妊娠時期別におこる影響を確認していきましょう。
時期 | 胎児の様子 | 薬の服用での影響 |
4週目~7週目 | 脳や神経、胃腸、手足が作られる ただし、妊娠に気づいていない妊婦さんが多い |
奇形を起こしてしまう可能性があり、最も過敏性(かびんせい)が高い時期なので流産の可能も高く要注意! |
8週目~15週目 | 性器、口蓋(こうがい)などが発達 | 形成がずれ込み、奇形を起こす可能性がある。 |
16週目~分娩(ぶんべん)まで | 各器官の機能が発達 | 奇形の心配はありませんが、血管の収縮やへその緒の圧迫で発育に影響が出る可能性がある。 |
妊娠時期で赤ちゃんの成長している場所に影響が出てしまいます。その中でも妊娠4週目~7週目が最も危険と言われていますが、どの時期も赤ちゃんの成長が重要です!体調不良にはくれぐれも気を付けていきましょう♪
妊娠中、流産の原因になる薬は?



妊娠中に飲んではいけない薬には次のものがあります!
- 抗凝固薬(こうぎょうこやく)・・・ワルファリン
- 角化症治療薬(かくかしょうちりょうやく)・・・エトレチナート
- 抗ウイルス薬・・・リバビリン
- 無精神薬(むせいしんやく)・・・トリアゾラム
- 片頭痛治療薬・・・エルゴタミン
- ホルモン剤
- 抗生物質・・・アミノグリコシド系、テトラサイクリン系、ニューキノロン系
これらの薬には赤ちゃんへの影響が高いとされていて、診察前に妊娠している事を伝えれば処方されることはありませんが、飲んでしまう事がないように気を付けましょう!
そして市販薬では、病院の薬に比べて成分が弱いものが多く、少しの服用では赤ちゃんに影響を与えることはほとんどないと言われていますが、妊娠中に飲むことはおすすめしません。どうしても服用したい場合は、医師や薬剤師に確認してからにしましょう!

妊娠中飲んではいけないサプリメント

妊娠中は妊婦さんの免疫力(めんえきりょく)が下がることから、サプリメントを飲まれる方も多いと思います!そんなサプリメントの中にも飲んではいけない種類があるんです。確認していきましょう♪
- ビタミンAサプリメント
- イソフラボンを含むサプリメント
ビタミンAサプリメントは皮膚や粘膜(ねんまく)、眼の機能を守る働きをしてくれます。ですが、その中に入っているレチノールという成分が体に蓄積(ちくせき)されやすく、多量に摂取(せっしゅ)すると赤ちゃんが奇形を起こすリスクが高まると言われているのです。
イソフラボンを含むサプリメントは、美容にいいイメージがありますよね。ですが妊娠中はホルモンバランスが崩れやすいので、イソフラボンを多量に摂取するとさらにホルモンバランスが崩れてしまいます。その影響で赤ちゃんの生殖機能を妨(さまた)げる可能性があるのです。


もしダメな薬を飲んでしまったら?



もし薬を飲んでしまったら、まずは医師に相談しましょう♪その時に飲んだ量、薬の種類、服用期間などを詳しく伝えてください。
ですが、妊娠初期に市販薬を少し飲んだからといって赤ちゃんに影響がないことがほとんどで、妊娠適齢期(にんしんてきれいき)の女性には病院から処方されないことが多いのであまり思い悩むことはありませんよ。
そして流産の確率は時期によって違う?流産の原因と妊娠中の注意点も知ろう!では、薬だけでなく他の流産の原因や注意点が詳しくまとめられているので、ぜひご覧ください!
まとめ
- 薬の服用による原因には、妊娠時期、薬の種類、量などが関係する
- 妊娠時期によっては赤ちゃんの成長に影響を与える
- 妊娠中にダメな薬やサプリメントがたくさんある
- 市販薬でも注意が必要!
- 体調が悪くなったときには病院で処方箋を出してもらう
薬の服用には赤ちゃんに影響が出てしまうので、とても怖いですよね・・・。でも妊娠に気づかずに飲んでしまったからといって思い悩むことなく、検診の際に病院で相談をしてみてください!