新しい命を授かり喜びも束(つか)の間、流産してしまうことは誰にでもあることです。母体にかかる精神的負担や、肉体的不安を考えると十分な休息が必要ですが、いつも通りの体調にいつ戻るのか不安で仕方ないでしょう。
ただでさえ辛い経験をした後に不安を抱えたままでいるのは、精神面でも肉体面でもよくありません。この記事では少しでもあなたの不安が解消されるように「流産後の腹痛」について書いていきたいと思います。
流産後の腹痛
流産の主な自覚症状は下腹部の痛みと出血ですが、「稽留流産(けいりゅうりゅうざん」の場合はこれらの症状はほぼないまま妊娠が終了してしまいます。しかし「進行流産(しんこうりゅざん)」の場合は大量の出血とともに陣痛(じんつう)に似た下腹部痛が起こります。
他にも化学的流産や切迫(せっぱく)流産などがありそれぞれ原因と症状が異(こと)なっています。流産の種類に関しては、流産の確率は時期によって違う?流産の原因と妊娠中の注意点も知ろう!に詳しく書かれていますので参考にしてみてくださいね。
妊娠すると子宮は赤ちゃんの成長に合わせて大きくなろうとします。しかし何らかの原因で流産し、妊娠が終了することによって子宮が収縮しはじめ、腹痛となるのです。
流産後の処置について
流産後は主に経過観察(けいかかんさつ)と手術による処置にわかれます。痛みがなく出血もない場合は子宮から排出されるのを待つところが多いようです。その場合も2~3週間ほどたっても排出されない場合は手術によって子宮内をきれいにします。
自然に排出された場合は軽い生理痛のような痛みがありますが、徐々に痛みはなくなります。しかし内容物が残っている場合は下腹部痛が続き、痛みがひどくなってきますのでその場合は医療機関を受診しましょう。
流産後の腹痛 経験談
流産後の腹痛は2~3日で治まった方もいれば、しばらく鈍痛(どんつう)が続いたという方までいます。安静にできれば一番いいのですが、仕事や子育てがあり安静にできなくて不安になりますよね。そこで皆さんの経験談をご紹介したいと思います!
流産後の腹痛が続くのですが普通ですか? 閲覧ありがとうございます。 7月1日に稽留流産のため子宮内容物除去手術を行いました。 それ以降病院から鎮痛剤を処方されている間以外は、毎日 生理痛のような腹痛が続いています。(1日3〜4時間、市販の鎮痛剤がなかなか効きません。) また出血も続いています。手術から3週間後にレバー状の塊(3cmくらい)がごろっと出てきました。 術後1週間後の診療で、子宮内の胎盤などはほとんど無くなっていると言われました。 出血は次の生理が終わるまで続くかもとは言われましたが… 通っている婦人科の予約が取りづらいので受診するか悩んでいます。この程度の症状なら流産後なら普通ですか?
引用yahoo!知恵袋(外部サイトへ飛びます)
こちらの方はその後すぐ病院を受診し、診察してもらったところ緊急を要する状態ではなく痛み止めの薬を処方(しょほう)してもらい、安心したそうです。

完全流産後の出血・腹痛はいつまで続きましたか? 完全流産について、1.出血は塊が出てからどれくらい続きましたか? また、どんな出血だったのか(固形物が混じるのか・何も混ざらず鮮血なのかなど) 教えて欲しいです。 塊が出てから○日後まで~(こんな)感じで、その後どう変化したなど あれば、覚えている範囲で構いませんので、教えてください。 塊が出てから20時間ほどなのですが、まだ固形物が結構出ています。 これは当たり前ですかね。出血量も結構多くて心配です。 2.塊が出たあと、腹痛はどれくらい続き、どんな痛みでしたか? 今は子宮収縮剤を飲んでるので、痛みがあって当然かもしれませんが 生理痛のような痛みがあって、不安です。 経験者の方、心苦しいですが教えて頂ければ幸いです。 よろしくお願いします。
【ベストアンサー】
塊が出てからは鮮血が続いただけだと思います。(2年半前のことなので記憶が定かじゃないけど・・・) それまでは強い収縮の痛みがあって脂汗かいていたのに、塊が出ちゃったら痛みが消えてしまったことを覚えています。 病院に行って子宮内がキレイに空っぽだと言われて、徒歩で帰ってきました。 10日くらいはダラダラと出血があり、日が経つにつれ少量になっていきました。 その後生理が来たのは1ヵ月半くらいしてからでした。 それから5ヵ月後に妊娠して無事出産しました。
引用Yahoo!知恵袋(外部サイトへ飛びます)


不安になったときまずは病院に電話をして、受診したほうがいいか聞いてみましょう。適切な判断をしてもらえるので安心できます。その他、流産後の体調不良について!体験談の紹介や、流産後の妊活はいつから?にも詳しく書かれていますので是非参考にしてみてくださいね。
流産後の過ごし方
悲しい経験をしてしまいましたが、また新しい命を授かれるように体と心をしっかりケアしてあげることが大切です。安静に過ごせることが一番ですがお仕事をされていたり、子育てをされている方はなかなか難しいと思います。
でもできるだけ体を養生(ようじょう)させて次の妊娠に望(のぞ)みたいですよね。そこで流産後の過ごし方について調べてみましたので是非参考になさってください♪
冷えは大敵(たいてき)!!
体の冷えは大敵です。血行が悪くなると月経不順の要因にもなり、ただでさえ弱っている体がさらにダメージを受けてしまいます。首、手首、足首を温めると体温を保(たも)つことができますので、寒い時期は気を付けましょう!暑い時期も冷たい飲み物や、食べ物の取りすぎは要注意ですよ!
睡眠・休息
体を回復するためには睡眠は必要不可欠です。東洋医学では内臓の回復時間となるのは夜11時から午前3時までの4時間といわれています。この時間に十分な睡眠がとれていないと、体の回復に時間がかかってしまいますので規則正しい生活を送るよう心がけましょうね。
食べ物
体を温めたり滋養(じよう)をつける食べ物を取り入れましょう。先ほども書きましたが冷たい飲み物や食べ物はなるべく避けてください。また脂っこいものや刺激物は消化に悪く、胃腸に負担がかかりますので流産後1週間は控えたほうがいいでしょう。
安静にすることが難しい方も、できることから取り入れていけたらいいですね。神経質になる必要はありませんが、自分で思っている以上に体の負担になっていることもありますので、しっかりケアしてあげることが大切です。
まとめ
- 流産の種類によって経過や処置が違う
- 子宮内容物が残っている場合は腹痛がひどくなる
- 自分で判断はせず、医療機関を受診しよう
流産の経験はとてもショックな上に、次の妊娠が無事にまたできるのかという不安も付きまといます。不安なことがあれば医療機関を受診し、まずは心身ともに休息に努めましょう。ママの不安がなく安心して次の妊娠に望めるようにすることも大切です。
辛い経験を乗り越えた先には、明るい幸せが必ず待っています♪かわいい赤ちゃんを迎えるためにも、自分自身の体をいたわってあげましょうね。